オレは絶対性格悪くない!

著者 :
  • 太田出版
3.04
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本棚登録 : 321
感想 : 46
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778311414

作品紹介・あらすじ

はたして、有吉は本当に性格が悪いのだろうか?己のアイデンティティを懸けて有吉が無実を訴える、入魂エッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • 結婚したんだな〜と思いながら読んだ。

  • #読了 2022.4.17

    2008年出版。企画はマッコイ斎藤さん。
    今や冠番組も数多く持ち、人気も実力も確実な有吉さん。もはや自分が無茶することもなくなったけど、昔はどんな葛藤があったんだろうと手に取った。一応、電波少年世代ではあるけど全然見てなかったんだよね。。猿岩石のCD「白い雲のように」が96年で私は中学1年生だったからドンピシャ。特別好きでなくてもテープには入ってるくらい売れていた。

    やっぱり変わった人だった。ご両親も変わった人だが、幼少期からおもしろいと思われたくて奇行に走る。笑われることに異常に恥じらいを感じるがゆえに、そうさせないための徹底した奇行だったのかもしれない。
    お笑いのオーディションもバイトの面接も落ちたことがないらしい。例えば、心に傷を負ってそれで敏感になったり共感スキルが磨かれたとかそういう感じでもなく、ずっとひょうひょうと奇行を繰り返してるので、元々の度胸と人間の心理を捉えるセンスがズバ抜けているのだと思う。

    2008年のこの頃、テレビだけでずっと食べていくなんて到底無理だから、蛭子さんみたいに本職は漫画家でたまにテレビ出るような人を目指して漫画を練習していたとか。それも全然うまくない(笑)だけど、ちゃんとセリフを活字した清書までしているのだから、その行動力はすごいと思う。普通、なんとなくイラスト得意って人以外は自分は漫画なんて書けないって想像して諦める。だけど、ちゃんと世界堂に画材買いにいって漫画の描き方の本を読んで下手な漫画を描くのだから。成功してる人って、まずちゃんと行動するもの。

    奇行を繰り返す行為は、目的のための行動をする際の妨げになる「めんどくさい」とか「恥ずかしい」を麻痺させる。だから何かにチャレンジすることもダチョウ倶楽部をはじめとする先輩への甘え(たかり)も躊躇せずできる。そういう人がどんどん目標に近づいていくんだろうな。

    結論。有吉弘行の性格が悪いかと言ったら、全編通して悪いとは感じなかった。正直者ってかんじかな。事実を言われると、内容によっては時に人は傷つく。輪を乱す。それをハッキリ言うから性格が悪いってなるんだろうね。
    あれはやだ、これはやだってのはあるけど、その対象に対して別に攻撃的なわけではないんだよね。で、ハッキリ言っちゃうけど、別に偉そうでもないし。「お前クソだな。オレもクソだけど。」みたいな感じ。色々思ってることあるけどネチネチしてないかんじがする。敏感だけど繊細ではないかんじが気持ちいいのかな。

    昨今では有吉さんの番組やオードリーの番組など、芸能人のぶっちゃけや悩みなんかをオープンにするような、テレビのプロレスの裏側を話す番組が人気。コンプライアンスにうるさくなったせいでプロレスができないと話すことで、あれはプロレスなんですよと説明する役割もあるのだとすれば番組にしやすい。そういう意味で言うと、普通は躊躇するぶっちゃけ話もできそうな正直者且つ察しの良さでぶっちゃけ話の案配や言葉選びのうまい有吉さんは時代に合ったのかもしれないなと思う。

    ◆内容紹介◆
    豚の死骸・へらちょんぺ・チャラすべり・理屈シャクレ・おしゃべりクソ野郎……。 
毒を含んだニックネームを他人に付けてはうすら笑いを浮かべ、どこに行ってもテンション低め。
「性格が悪い」芸人として暗躍する有吉弘行。
はたして、有吉は本当に性格が悪いのだろうか?
己のアイデンティティを懸けて有吉が無実を訴える、入魂エッセイ!!


こんなもの推奨したら僕の高感度も下がるので言いませんが、本当は「これスッゲー面白いぞ!」と声を大にして言いたいのです。――劇団ひとり

  • 最後の上島さんとの対談のページが一番面白かった!

  • 好きでも嫌いでもない有吉さんの本。読み終わっても好きにも嫌いにもなりませんでした。彼の良さは瞬発力だと思うので、文章という表現は合ってないように思います。

  • iPhoneで読みました。
    真面目にレビューしてると「ロクなもんじゃねぇ」と有吉さんに言われそうなので何も書きません。このレビューを見ている人も「ロクなもんじゃねぇ」と思います。僕は性格悪くないから。

    と、内容はこう言うことが書いてありました。(;´Д`Aキョーレツな本。笑

  • どうでも良い本を読みたくて読んだのでいいでしょう。
    活字だとイヤミな感じだけが強調されてどうなんだろう。
    潔さは良いかと。

  • 大好きな☆1つの本。

    この本の最後に、著者・有吉さんのこの本に対するコメントが記載されている。いくつかあるがその中でも大好きな一つを紹介。


    「売れなくていい。本を出したという事実が大事。」


    ピカソの絵を見て、「あぁこんなムチャクチャな芸術もありなのか。芸術も、人生もなんでもありなんじゃん」っと悟った少年時代の太田光。

    その気持ちと似た気持ちを感じた。
    「本だってなんだってどんな内容だっていいじゃん。本を出した。やってみた。その事実が大事なんだ。プライドが高く、結果や評価を気にして、やらないより、できないけど実際やってみる。やりきってみる。結果☆1つのムチャクチャだろうが、やってみた事実。それが大事なんじゃん」

    そんなことに気付けた本。
    有吉さんは、あらゆることをさらけだし、プライドをなくすことで、自分を「何事にもチャレンジしやすい状況」にプロデュースしてるから、そこは本当に尊敬するしパクらせてもらいたい。

    「自分をさらけだし、プライドをなくすことで、チャレンジしやすい状況にデザインする」

    よし、やってみよう。

    本当に内容は☆1つ(有吉さんの自伝・エッセイ・対談)だけど、この本自体は、なくてはならない大切な本だなぁ。

  • 図書館で読んでしまったのが間違いでした。思わずクスッと笑ってしまいます。元気がない時に軽く読んでみてほしいです!

  • 最後の上島さんとの会話で声出して笑っちゃった。想像できるから笑

  • 有吉の父と母が謎多かったり、
    6歳まで幼稚園へは行かせてもらえなかったり
    幼少期、とてもかわいい顔立ち
    うんこ触りすぎ
    徹底的に思いやりがなくて逆に好き

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