キャプテン・アメリカはなぜ死んだか 超大国の悪夢と夢

著者 :
  • 太田出版
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本棚登録 : 373
感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778311520

作品紹介・あらすじ

ブッシュの人生は『エデンの東』だった。『サラ、いつわりの祈り』はいつわりだった。プレスリーもスーパーマンもユダヤ系だった。などなど、『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』に続く、「本当のアメリカ」がわかる最前線コラム100本。

感想・レビュー・書評

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  • 日本で報道されないのはC級ネタだからだろうが、それがあの国の本質なんだろうな。

  • "町山智浩さんのエッセー集。アメリカの生々しい文化、風土、宗教、学校などの一端を私たちに見せてくれる。本当にいろんな人がいるものだ。移民の国であり、多様性を否定しない(差別が根強い地域もあるものの)国だともいえる。日本では、ここまでいろんな国や地域や民族の人が一緒に生活している場所は極一部に過ぎない。今後、人口が減少していく日本で社会の仕組みをどのように構築していくかというデザイン次第で、未来図が変わってくる。ほかの地域、民族の方々が今以上に多く日本で暮らしていくような時代になったら、どうなるのだろう?アメリカを反面教師にする部分と、見習う部分をしっかり見つめて備えておく必要があるのかもしれませんね。
    見習う点は、議論をとことん尽くす点。この本のようにこれだけいろんな考え方の人が一緒にいる中、必ず意見の違いによる衝突が起きる。それを避けることなく、しっかり意見を交換している点は見習うべきところなのだろう。反面とすべき点は、結果として良くも悪くも教育水準レベルに差ができてしまっている点。また、格差社会となっている点。貧富の差が大きすぎる。宗教と政治についても反面教師としてみておくべきだ。
    宗教と政治は一緒にしてはいけない。それは歴史が証明している事実。
    刺激的な本だった。"

  • m町山モノももうすぐコンプリート読了になってしまう。ちょっとずつつまんでもあっという間なのだ。ネタの使いまわしが各タイトル二三見受けられるが、その都度ツイストを変えてくるので飽きない。早く新刊エッセイをください。

  • おそらくアメリカの一部分なんだろうなと思って読んだけど、一部分だとしても怯む。
    おもしろおかしい文章に仕立ててあって、まあまあ読みやすいかな。

  • 一つ一つのいわゆる「僕らが知らないアメリカ」的なエピソードはものすごく面白い!
    少々、反ブッシュ、反リッチホワイトの匂いがきつい感もあるけど、ネタはかなり面白い。
    偏らない視線で読むことを勧めたい感じ。
    あと、電車の中では読まないほうが良いだろうw

  • 「週刊現代」に連載していたコラムをまとめたもの。相変わらず鉄板で面白いんだけれど、面白すぎて「あー、よくできた与太話だなあ」なんて思った直後にこれが現実にあったことなのだ、と思い出して軽く血の気が引くのね。

  • USAカニバケツに続く第二弾
    ってこともないんでしょうが、
    町山さんのコラム集

    アメリカ映画や、アメリカのニュースからアメリカを診るなんてコラムなんですが、

    ほんとアメリカすげーな、

    世界各国、もうアメリカにだまされてんじゃないかと思うぐらい
    その内実はバカばっかりじゃねーかと思うんですよね。

    でもね、そのトップにたっている人たちってのは
    まぁ賢いというか頭が切れるというかよく考えてますよ
    それがとても利己的だとしても。

    日本という国はホントに総中流といいますか
    総下流といいますか、政治家や私も含めて、総下流な感じがいたします。

    アメリカはそのあたりはとてもトップの尖ったピラミッド構造ですね、
    日本の場合はホントになだらかな富士山方という感じで、
    その日本におけるトップと思われる人たちは政治家を目指さない
    なんて感じがいたします。

    こんな無茶苦茶なアメリカにはあまり行きたくないなぁと思うのですが、
    そんな町山さんはアメリカ在住ってことで、
    それなりに魅力があるのだろうなと思うわけですね。

    日本の文句をさんざん言いながらやっぱり日本が住みやすいと私は思いますが、
    たまには外にでたいなぁと思ったりもするわけです。

    めちゃくちゃなアメリカがおもしろいと思う人も、
    アメリカって素敵だなと思う人も、
    是非読んでいただきたいなと思う一冊です。

    たんなる娯楽本ですけどね。

    おもしろいですよ。

  • 地獄アメリカその五。ゴシップ系そのニ。終章の「american dreamers」が泣ける。人生は甘く、そして苦い。

  • 基本アメリカの変人たちを紹介してるだけの本なので、評価が難しいところ。アメリカ人ってホント一括りにできないほど多様性に富んだ国民、良い意味でも悪い意味でも。登場人物はなんか壁超えちゃってるなぁって人達。

  • 町山智浩さんの「週刊現代」「サイゾー」などの連載をまとめた作品。
    これを読むと、アメリカとひとことではいえない、裾野の広さを感じて呆然となりました。
    アメリカのさまざまな事件とニュースから見えてくる、人種問題や格差社会、麻薬、フェミニズムなどアメリカの社会問題や病理について考えさせられます。

    特に、人種による言葉のセンスの違いというところが気に入りましたので、ひとつ紹介。
    「お前の母ちゃんデべそ!」それはガキの口ゲンカで最終兵器だ。アメリカの子供たちも(お前の母ちゃんの)悪口を言う。ただし、「デベソ」なんて芸のないことは言わない。
    「お前の母ちゃんすげえブスだから、不細工コンテストに出場したら、『すみませんプロの方はお断りします』って言われてやんの!」

    声出して笑うところが、たっぷりあるので、電車の中やカフェでは危険!

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著者プロフィール

1962年生まれ。映画評論家。1995年に雑誌『映画秘宝』を創刊した後、渡米。現在はカリフォルニア州バークレーに在住。近著に『トランピストはマスクをしない コロナとデモでカオスのアメリカ現地報告』(文藝春秋)、『映画には「動機」がある「最前線の映画」を読む Vol.2』(集英社インターナショナル)、『最も危険なアメリカ映画』(集英社文庫)、『町山智浩のシネマトーク 怖い映画』『町山智浩の「アメリカ流れ者」』(スモール出版)などがある。

「2021年 『町山智浩のシネマトーク 恋する映画』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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