雨ン中の、らくだ

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著者 : 立川志らく
  • 太田出版 (2009年2月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778311551

雨ン中の、らくだの感想・レビュー・書評

  • 談志のことが書いてある。映画好きなのは知っていたが、歌謡曲が好きとはあまり知らなかった。

    談春さんのことは知っていたけれど、志らくさんのことはあまり知らなかった。ので、へえええと思った。

    自分のことをみんなはよく知っているという体で書いてあるので、そこがちょっと、え?と思ったけれど、おおむね楽しんで読めた。

  • 先日亡くなった談志の弟子志らくの談志との日々を綴った自叙伝である(談春の「赤めだか」の青めだかバージョン)。自分は志らくの落語を聴いたことがないが、この本を読んで、改めて聴いてみよう!という気にはとてもならない。以下この本の概要。
    ① 談志は天才である
    ② 談志は何よりも、狂気(イリュージョン)である点において、天才で価値がある。
    ③ その談志が、志の輔でも談春でもなく、狂気の後継者、最大の理解者として、自分を指名した。
    ④ そんな自分は偉い。凡人には自分を理解できまい。
    ⑤ 高田文夫も嵐山光三郎も大林宣彦も皆自分のことを天才だと言っている

    端的に言えばコンプレックスに裏打ちされた自慢本である。。。
    こんなところも談志に似ているのかも・・。しかし、痛い本だ・・と、興味深くあっという間に読み終えた。その意味では書籍としては成功しているかも。

  • 談春の「赤メダカ」に対する、志らくの「青メダカ」。
    談志を取り巻く、二人の関係に興味があれば楽しめる。談志の神格化には、弟子でもない一般読者には違和感あり。

  • 赤めだかとの対比がおもしろい。作者の談志好きが伝わってきます。

  • 努力のひととか
    謙遜するが
    志らくは才能があるひとなんだろう

    赤めだかも面白かった
    この本も面白い
    やはり家元の強烈なキャラに
    よるもののような気がする

    談志の高座を聞きたかった

  • 立川志らくが談志に入門してから今に至るまでの話。談志の落語のその哲学的解釈から立川談志の落語論をエピソードを交えながら書いている。今をときめく立川流の舞台の裏側。面白くないはずがない!

  •  立川談志門下の回想録の類がさいきんぞろぞろと出てきて、「談志狂時代」「赤めだか」が話題になって、いよいよ志らく師の『雨ン中の、らくだ』であります。

     よく家元が自身のことを「利口ぶった利口」って云うんですが、その「利口」の部分を色濃く受け継いだのが志らく師なんじゃないかと思っております。その辺、あと出しじゃんけんみたいなところがあって、『談志狂時代』は家元LOVEの本だし、『赤めだか』は回想録の枠を突き出て「文学」だった。で、『雨ン中の、らくだ』がどうかというとなんかこの「利口ぶった……」なのです。いや、言いよどんでいるわけではなくて、利口ぶった、「何」なのかがわからない。

    『現代落語論』やら『談志楽屋咄』の続編を見ているようであった。でも、そのわりには何でも書かない。離婚がどうだのについても話題に出した割には、書かない。いろいろ才覚があって、魚河岸行きを断って、コントも書いて、シネマ落語を成立させて、やることひとつひとつが「利口」にゃ見えるのだけども、利口ぶった、じゃあ、なに? というところまでは書いてない。書かないのか、そこまで本腰を入れて書いていないのか……。

     この辺の「出さなさ」に共通するのは花緑師の本もそうで、やっぱりその「利口ぶった」ことはあっても、その先が、ない。結局何者なの? というのがわからないあたりが、読み物としての評価を低くしているように思うのです。

  • 2ヶ月ほど前、ある落語家さんの独演会に行ったんですが、そのゲストが立川志らくでした。
    落語はド素人で、恥ずかしながら立川志らくという落語家のことは全然知らず、そこで初めて知りました^^;
    題目は何だったか忘れてしまったんですが、とにかく面白くて、オナカ痛くなるまで笑ってしまいました。
    落語してるってカンジじゃなく、世間話してるみたいに飄々と話してるんですがめちゃオモシロイ!
    その後、フリートークのような時間もあったんですが、その時の話し方や雰囲気が立川談志にソックリでビックリ!!
    弟子だから…と言われたらそうなんだけど、それだけじゃない何かがあるのかなぁ。と思いつつ、立川志らくという落語家にすごく興味が沸いたので、この本を読んでみました。

    落語はもちろん、談志・志らくや立川一門のこと、あと映画・懐メロについてなど書かれてるんですが、私はどれも詳しくなく、ほとんど知らない状態で読みました。
    ちょっとマニアックすぎてわからない内容もあったんだけど、それもあまり気にならないくらい夢中で読んでしまいました。
    談志と志らくという人物の魅力に惹かれたからかなぁ。
    落語ももっといろいろ聴いてみたいなぁ。って思うようになったし。

    本の中に「落語のプロになるはメロディとリズムを吸収しないといけない」というようなことが書かれてるんですが、それを読んで、私が立川志らくの落語を聴いて、大笑いした理由が何となくわかったような気がしました。
    そして、談志にソックリだと感じた理由も。

    読み終わって、落語や志らくについてもっと知りたくなってきました。

  • 談春の「赤めだか」とかぶる話しがいくつも有るな~談志は凄いね!!
    2012.6.4

  • この人、談志師匠を心底尊敬しているんだな。
    素材にもパワーがありすぎて、正直、疲れた。癖になったらこわいかも。

  • 師匠・立川談志へのラブレター。そう考えるしかない本。著者の志らく師は師弟関係は恋愛のようなものというが、実に濃密な思いが綴られている。そして、本の中ではサッとしか書いてないが、談志への愛・落語への愛を貫くために、プライベートでいろいろなものを犠牲にしてきたことがうかがわれて、壮絶ですらある。その行き着く先はやはり発狂なのだろうか?
    それはともかく、「やかん」「金玉医者」など談志にしか演じられないネタを、いずれ自分のものとして演じてみたいと志らく師は書いた。そう遠くない将来に、それが達成されることを期待したい。

  • 立川志らくによる回顧録。
    立川談志を語るにはよんだほうが良いかも。

    立川談志って、世間では変人で自分勝手なイメージだけど、
    彼なりの愛があるというのがよく分かります。

  • 見た目、談春より好い加減に見えるがきちっとしている。ただ、落語という芸、談志に対する想いは一途であり、そこが狂気につながってゆくのだろう。題名が師匠談志に重なってくるとは…

  • 談志落語がたまらなく好き の 人は むろんのこと
    談志落語は まだ の 人も ぜひ
    一読してもらいたいものです

    男が女に惚れるのもたちが悪いときがあるけれど
    もっと どうしようもないのは
    男が男に惚れた場合
    その辺りが まぁ 見事に 満載です

  • 最初落語家特有の軽い文体できついかなと思ったのだがすぐ気にならなくなり面白かった。
    ・内輪ものの面白さ。
    ・青春成長ものがたり。落語家を目指すのは大学にはいってからで、それも半ば偶然。以後の落語家、苦労、失敗、成長話はどう扱っても面白くなる。
    ・遅い落語の目覚めから次第に力をつけてきて、テレビでコントが当たり、落語シネマを創作したり、映画に演劇に手を染める。いわれてみれば、「キネ旬」でエッセイを書いていたのも彼だ。こうした活躍ぶりが面白い。
    ・談志という人の人となり。これも興味深い。
    ・談志論。業の肯定、落語イリュージョンと進化していくスタイル。志らくの解説付きで読むと無性に聞きたくなりますね。こちらの落語の理解も深まる。
    ・落語論。最初の落語はメロディとリズムだ に始まり、「師弟関係とは価値観を共有すること」など。

    昨年買った「今おもしろい落語家」では第5位だった。談春は4位。悔しかっただろうな。

  • 「赤めだか」を読んだ流れで手にとりました。落語初心者(入り口にも入ってない)の私にはちょっと敷居が高かったか。あっちこっちへ脱線するのでちょっと読みづらかった。「赤めだか」で落語聞きたいと思ったけれど、やっぱり腰ひけてきたかも。

  • 志らくの落語、談志への愛情が感じられる本。
    談志、志らくファンは必読。

  • 立川談志の名を継ぐことはできないにしても、落語立川流の時期家元務まるんじゃねぇの、志らく。と思わせるほどの「狂人・立川志らく」の凄さを感じる本。

  • 全身落語家読本を読んで志らくに興味を持ち、最新作を読みました。赤めだかを意識して書いたようですが、談春の名前がよくでてきます。よき仲間でありライバルなのでしょうね。

  • 志らくはいつも考えている。現状を分析し努力して練習して慎重に準備する。でも、えいやってところもある。小心者といいながら。失敗してもめげない。また分析して次を考える。いつも考えていつも攻めている。こんな弟子なら談志じゃなくちゃ師匠は物足りなかっただろう。志らくにとって進化形の談志は最大の興味だろう。

  • こんな風に、誰かに惚れて惚れて、惚れぬいている、
    そういう自分を曝け出すことのせつなさをここまで露呈する、
    なんてことは、私には、一生できないことこそが、
    才能の限界であり、人間性の限界であろうと思うほど。

  • 志らくの別名「青めだか」です。
    またまた笑いありホロリあり。
    談志師匠、すげえなあ、とまた思いました。
    よく知らないけど。とにかく、すげえなあ。

  • 青めだかのこっちの方が好きかも。
    格闘技ですなぁ

  • すっごい 師匠ラブ の本でした。

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雨ン中の、らくだの作品紹介

「落語とは何か」という師匠・立川談志の問いを引き受けるべく、立川志らくが渾身の書き下ろし!!落語をめぐる、壮絶なる師弟の物語。

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