痕跡本のすすめ

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著者 : 古沢和宏
  • 太田出版 (2012年1月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778312978

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痕跡本のすすめの感想・レビュー・書評

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  • 伊那図書館では、「痕跡」は悩ましい問題。「痕跡」の見方を変えると、こんな楽しみ方ができるんですね。「本が泣いてる」じゃなくて、「本の持ち主が語っている、想像する」。痕跡には、本と前の持ち主の物語が刻まれています。本と自分、その本を読んだ「ある人」が結ばれる感じ。
    最近、多面的に見れなくなってきたわたし。著者のやわらかな感性もキニナル。(R)

  • レシートが挟まった本には出会ったことがある。
    本が世界を渡っていくのを想像するのは確かに楽しい。
    書き込みとか汚れがあると売れなくなるかもと思ってできるだけきれいな状態を保とうとするけど、それではその本を本当に読み込んで自分の血肉にはできないよな〜
    本への愛の形のひとつだ

  • 古本屋で売られている本の中にある書き込み、線引、メモ、栞代わりに挟まれている葉書など、以前の持ち主の痕跡に注目して、痕跡から様々な想像(妄想?)を楽しむ事を紹介している本。
    色々な本を紹介しているが、本の内容は軽く触れるにとどめ、そこに残された痕跡から、この本の持ち主はどんな人だったかとか、どのような状況でこの本が読まれたのかとか、この本が古本屋に売られた理由はなんだろうとか、そんな事を色々考えて紹介している。全て写真が乗っているので痕跡の様子はよくわかる。
    本は大切に扱うべきで、書き込みなどもっての外と思っていたが、本書を読むと、書き込みや線引をすることで内容を深く理解したり、自分の考えを書き込んだり、そのときの気分や周りの状況を書き残したりするのも、読書の楽しみ方のひとつだということに気づく。
    古本屋で他人の痕跡がある本を探すのも楽しそうだが、自分の書き込みを何年か経ってから見直すのもとても楽しい事だろう。

  • 痕跡本は確かに面白いし、古本の醍醐味でもあります。
    時空を超えて、色々な人の思考等に触れられて面白いです。

    著者さんの見つけた痕跡本の解釈が自分と大きく離れていたので、直接会ってお話したら面白いだろうなと思いました。

    P149のインクが滲んだようなものに、はさまっていたのはしおりではなく、水転写シールではないでしょうか?
    ベルサイユの薔薇のオスカーと思われる紙の下の文字が反転してるので、そう思いました。・・・というように、色々推理するのも楽しいですね。

    私が出会った痕跡本で衝撃だったのは、小説を書き直してあったものです。
    本の持ち主が気に食わない小説記述部分を線で消して、自分でリライトしてあるの!(笑)

    小説を読んでいて、確かにこういいまわしたほうがよいとか、時代が変わったので、この知識は古いなーと思うことはあるものの、直接書き直しながら読む楽しみ方に、大変衝撃を受けました。

    読書のしかたも人それぞれですね。

  • そうか
    こんな古本の楽しみ方が
    あったのか


    実例たっぷりに
    紹介されているのが
    楽しい

  • 私が初めて痕跡本と出会ったのは父の本棚の本であった。
    父は読書が趣味で、若い時は梅田の古書の街の古本屋でもよく買って来ていた。
    そこで買ったのか京都の古本屋で買ったのかわからないがある本に大学図書館の蔵書印が押してあった。
    これは学生が借りて売ったものであろう。
    なんて不届き者!
    さてこの本はいろんな古本に残る痕跡を集めている。
    著者が本の中身よりも痕跡を探して買い集めてしまう。という気持ちが
    すこしわかる気がした。

    私が一番印象に残った痕跡本は以前アルバイトをしていた仏教系の大学図書館でインドから取り寄せたらしい本に挟まっていた虫の死骸。
    そして先に書かれた金額がひと桁なのに、その上に書き直された金額が
    随分と桁違いだった。インチキ?

  • 古本の中でも何かしら前持ってた人の痕跡が残ってる本を紹介した本。著書の妄想も入れ混じって面白かった。

  • 日野日出志のやつ怖すぎる

  • 2012年2月17日、初、並、帯無
    2015年6月9日、名張BF

  • 書き込み、サインなど痕跡の残る古本に対して、持ち主の人となりや書かれた背景を妄想する…というある意味フェチな本。
    以前買った古本に、全くそぐわない妙なイラストが5、6個書いてあってギョッとした経験から読了。
    痕跡にそこまで思い入れは持たないけど、ページめくってビクッとなるへたな絵を書くのも才能だなぁと思う。

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痕跡本のすすめの作品紹介

一冊の古本には、前の持ち主によって刻まれた、無数の「痕跡」が残されています。そんな「痕跡本」は、物語の宝庫。本と人との、誰も知らない秘密やミステリーが隠れています。本書は、世界初となる「痕跡本」の本。稼代の痕跡本コレクターである著者が、めくるめく痕跡本の世界へと、あなたを誘います。

痕跡本のすすめのKindle版

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