学校 (OHTA COMICS)

著者 :
  • 太田出版
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本棚登録 : 191
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778320126

感想・レビュー・書評

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  • ■学校
    雨に降り込められた、シンメトリカルな構成。
    不思議な世界観。
    映画で見てみたい。
    ■渚にて
    作中の白眉。
    確かに「忘れられない肌」というものがある。
    ただの助平心ではなく、何かしらの郷愁をたたえている。
    この作者の描くセックスは、熱狂よりもむしろ退屈のがわに属している。
    男も女も退屈な気持ちでセックスをし、それなりに満足したりしなかったり。
    なぜかしらトリュフォーの「隣の女」や「柔らかい肌」を思い出す。
    ■ファンシー
    ペンギン……。
    何の寓話かはわからないが、インパクトは強い。
    ■青春劇場
    ■いいわけ
    ■素晴らしき新婚旅行
    ■鶏男 
    ■プノンペンの秋

  • 2016年11冊目

  • 薦められて読みましたがとってもおもしろかったです。すこしふしぎなおしゃれエロマンガ

  • 素晴らしいです。やはりエロ漫画の芸術だ。

  • 随分前に借りて読んだなぁ……と、不意に思い出したので、
    枯れ木も山の賑わいレビュー(←このフレーズ使い回しまくり☆)
    現実とシュールとナンセンスの間を行き交う、エロ寄り短編マンガ集。
    ある学校の中で起きている複数の出来事を同時進行で描出した、
    閉塞感とカタストロフの予兆を孕んだ表題作は
    一読の価値ありかもしれない、が――後はどうでもいいや(笑)
    その学校のイメージを表現した表紙は好き。
    岡崎京子『ジオラマボーイ・パノラマガール』津田沼春子の内的独白
    「150mぐらい大きくなってみんなふんづけてやりたい」(p.10)を連想させる、
    などと勝手に思う。

  • 「そうですよ」「うそですよ」表題作をパラッと読んで大好きになってしまいました。

    学生時代わたしにとって校舎は息づく大きな生き物であり、教室はその臓腑であり、雨が降ると閉鎖空間になって、中で出所もわからない噂だの茶番だの足音だのが出口を見つけられずに響きさ迷っているような。全部気のせいなんですけど
    そんな空間がはてもなく広がっていそうな錯覚を楽しんでいたもので
    そこに
    「おおいみんな出てこいよお」
    「もっと大きなここよ」
    で与えられるメタ的視線。きもちいいなあ。

    他には「渚にて」「ファンシー」「鶏男」「素晴らしき新婚旅行」など、大好きです。でも説明できない。力がない。

  • 表題作はやっぱり素晴らしい。
    何度読んでも素晴らしい。
    詩的で何だかわからないけど素晴らしいのです。

  • 当然だがエロイしエグイ。
    まさかスカトロ描写があるとは…油断してました。

  • 普通は人間と人間のセックスを描く山本直樹だが人間とペンギンの関係を描いてるのをみてびっくりした。人間とペンギンのセツクスシーンが無くてよかったような。あ〜ん遅刻遅刻ぅー

  • エロとグロのバランスがいい。
    ペンギン詩人の『ファンシー』と、
    ありえない『いいわけ』が好き。

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著者プロフィール

カルフォルニア大学サンタバーバラ校助教授 
専攻=映画理論・日本映画
Dialectics without Synthesis: Realism and Japanese Film Theory in a Global Frame, University of California Press, 2020, “Eye of the Machine: Itagaki Takao and Debates on New Realism in 1920s Japan,” Framework 56, no. 2 (Fall 2015).

「2019年 『転形期のメディオロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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