- Amazon.co.jp ・マンガ (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784778321642
感想・レビュー・書評
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『エロ』ってグロテスクだし、油断するとすごく滑稽なものに成り下がります。
でも中村明日美子が描く『エロ』は違うのです。
隙がなく美しい。
艶かしい描線は冷ややかな感触で、溝呂木の「温かかった」という言葉が際立ちます。
静謐さの中にある温度の低い狂気。
謎は謎のまま、読者の共感も拒み、でもそれが魅力の漫画です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かった!
サスペンスっぽくて
でもダラダラと長くなくて
この方のこの独特な絵の雰囲気と
ピッタリ合ってて良かったです♪ -
絵があるからこその、小説。
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読み直したい
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心理描写が複雑な作品。
何度か読み返してなぜあの人はあのようなことをしたのかわかる位複雑です。
ミステリー小説を漫画で読んでいるような作品です。 -
またあとで、じっくりと読む
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どっちがどっちで、どうしたかったのか
ぜんぶ考え続けられたら
この世界は生き続けるんだよなっておもうことにした
最後に
作中の作家さんもてるのかあ・・・・って思って読んでたけどラストの色気に納得した -
「ウツボラ」という一冊の小説を巡る愛と狂気と官能の物語。誰が誰なのか?私はあなたを知っているけれど、果たしてあなたは私が知っているあなたなのか?
謎が謎を呼ぶ、藪の中的展開の一巻から一転徐々に全容が明らかになっていくラストに鳥肌が立つ。所々に散りばめられた付箋に脱帽。まっとうな人生を歩んできた男の堕ちていく姿がエロティックで狂おしくて切なくも哀しい。
狂った世界で唯一清らかな存在だったコヨミと、生かされて生きる選択をした彼女が交差するシーンに、女性の力強さとしたたかさを感じます。明日美子さんの漆黒の魅力が最大限に溢れた作品です。 -
一巻からじっくりと読み返してから二巻へ……話が深いです
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待ちに待った2巻の登場に飛びつきました。
3度読み返してようやく分かりました。鳥肌でした。
とても素敵な作品です。