ウツボラ(2)(完) (エフコミック) (エフコミックス)

  • 太田出版
4.06
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本棚登録 : 1519
感想 : 100
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778321642

感想・レビュー・書評

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  • ミステリーの形態を借りた「物語になろうとした女の物語」。作者の物語論でもあるのだろうか。整った顔より表情のある描写に魅力を感じる。

  • やはりわたしの理解力が乏しすぎるため
    他の方の解説を見ながら5回くらい読んで
    ようやく納得できるところまで到達しました。

    2巻に入ってから三木桜の表情や感情にも変化が
    現れ始め人間らしくなってきたところが個人的に
    お気に入りです。
    あとは髪型が徐々に変化していくとこもよい、、
    ボブも素敵だったけど…
    ミディアムヘアの三木さんも素敵。
    中村先生の描くキャラクターは魅力的。

    最後の1頁に思わず鳥肌が立ってしまいました。

    最初から最後まで「美しい」
    そんな一言がぴったりな作品でした。

  • 作家とその担当編集者、そのファンを巡るサスペンスミステリー完結編。伏線を回収しきってない気がするけど、謎めいてて面白かった! そして絵が美しいなあ。

  • ということで下巻も読み終わったけど案の定ハテナの嵐www でも面白い面白くないで言ったら面白いんだから、描き手としてはやっぱりすごいな〜。 とりあえずもう一回読み直してみるしかwwww

  • よくできたミステリー。
    顔のない死体→双子、とくれば陳腐になりがちだが、
    ここに創作物への過剰な愛、という要素を入れ込むことで、
    「登場人物になりたい自分」という胸をうつ展開に。
    一種の創作論にもなっている。
    さらには種を残せない身体というギミックは、同性愛というテーマにも重ねられている。
    蠱惑的重層的。

  • 何が真実だったのかもはやよくわからなくなる
    そんなお話
    後味は悪くないけど変なモヤモヤ感が残ります

  • 最後まで正体が分からない不気味さ!

  • 『エロ』ってグロテスクだし、油断するとすごく滑稽なものに成り下がります。
    でも中村明日美子が描く『エロ』は違うのです。
    隙がなく美しい。
    艶かしい描線は冷ややかな感触で、溝呂木の「温かかった」という言葉が際立ちます。
    静謐さの中にある温度の低い狂気。
    謎は謎のまま、読者の共感も拒み、でもそれが魅力の漫画です。

  • 面白かった!

    サスペンスっぽくて
    でもダラダラと長くなくて

    この方のこの独特な絵の雰囲気と
    ピッタリ合ってて良かったです♪

  • あれっ……誰が誰だか……

    ………。

    溝呂木さん、髭がないと一気に若返りますね。海のシーンは爽やかすぎてすごくびっくりしました。

    辻さんはどうなったんでしょうか。

著者プロフィール

二〇〇〇年に「コーヒー砂糖いり恋する窓辺」でデビュー。爽やかな青春物語からボーイズラブ、官能的な物語まで、多岐にわたる世界観で読者を魅了する。著書に『同級生』シリーズ、『薫りの継承』『あの日、制服で』などがある。

「2021年 『谷崎マンガ 変態アンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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