U (Fx COMICS)

著者 :
  • 太田出版
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本棚登録 : 228
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778321963

感想・レビュー・書評

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  • いやぁ、こりゃいいね。

  •  なんとなくタイトルに惹かれて購入しました。
     近い未来、クローン。どちらがほんものでどちらがにせもの?
     死にたくないけれど死ななければならない。
     殺したくないけれど殺したい。
     親殺しはもともとインプットされている、というのはオディプス・コンプレックスをさすのだろうか。

  • みつあみの神様同様の近未来作品。こちらはクローンを扱ってます。コピーがオリジナルに入れ替わるというのは古典的なテーマだけど、双子もからんで一層複雑に。一件落着のようなエンディングで、最後の発言がシュールでした。

  • もう一人の自分とか、いなくてよかった。

  • ちょっと不思議な雰囲気で、エロチックなホラー?

     ここに私がいて、私には双子の妹とクローンがいる。私はオリジナル?
     私はオリジナルのコピー。オリジナルのことは大好きなのに、時々心の中でオリジナルを殺せという声が。コピーの私の方が優秀なのだから。
     私は双子の妹。久々に会った姉がおかしい。姉はクローンの研究をしている。姉はコピー?

     人間のコピーの商品化を目指す研究室。コピーの寿命は12時間で、リミットが来るとコピーはぜりー状の物体に戻る。何故か舌を残して。
     だが舌に物理的刺激を与えると、コピーは12時間を超えても存在できる。コピー同士で互いの舌を噛んでもよい・・・

     コピーも不憫だがオリジナルはもっと気の毒。

  • この人の描く女性好き。優しい絵なのに、しっかり殺意が伝わる。

  • ほのめかしばかりで物足りないところもあるが、それはそれでこのくらいでよいバランスの小品なんだろう。
    コクーンといいアノネといい、こういう作風がよい。
    かわいい包装を解いてみれば飴玉ではなくグロテスクや不吉の塊がごろんと入っている。

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著者プロフィール

東京都出身。東京藝術大学、セツ・モードセミナー卒。自身のブログで、ほぼ毎日更新している1ページのショートマンガ『センネン画報』が単行本化され注目を集める。2005年に第1回「ほぼ日マンガ大賞」入選。2006年と2007年に『センネン画報』が文化庁メディア芸術祭「審査委員会推薦作品」に2年連続で選出。2010年に『cocoon 』、2013年に『アノネ、』がそれぞれ、文化庁メディア芸術祭「審査委員会推薦作品」に選出。2014年に『みつあみの神様』で手塚治虫文化賞新生賞、2015年に『いちご戦争』で 日本漫画家協会賞大賞(カーツーン部門)を受賞。その他の作品に『みかこさん』『かことみらい』『U』『5つ数えれば君の夢』など多数。

「2023年 『From Tokyo わたしの#stayhome日記2022-2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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