- Amazon.co.jp ・マンガ (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784778322366
作品紹介・あらすじ
◆世にも稀なる残念な男、三十路にして遅咲きの恋
感涙の完結! ! ! !
――嬉しくて涙が出ることもある
◆一世一代の恋の行方
イケメンエリートのくせに、「鈍感・受け身・器用貧乏」の三重苦がたたって
どこかピントのずれた人生を送ってきた関根圭一郎(三十路)。
手芸屋の孫娘・サラに対して生まれて初めての恋心を自覚した関根だが、
やることなすことうまくいかず、茫然自失の日々。
すれ違いが続いても、「迷惑だ」と言われても、諦めれない想い――。
涙腺崩壊必至の最終巻! ! !
◆描きおろしマンガ「epilogue」収録。
ページ大幅増、大ボリュームで贈る「関根くんの恋」グランド・フィナーレ。
感想・レビュー・書評
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1~5巻 完結まで一気読み。
夏雪ランデブーのときにも思ったのだけど、この作者さんは、女性は自然体な性格に対して、相手の男性はいろいろチマチマきめ細やかに思い悩む性格、を描くのが好きなのかな、と感じました。
このチマチマ思い悩む男性、というのが読み手の女性側から見ると「萌え」のツボに入るというか(笑)
今回の主人公の関根くんはイケメンでなんでもそつなくこなす、自分から女性に言い寄らなくても向こうから続々来てしまう、という罪なモテ男なのですが、それゆえに自覚した初恋もまだ、というなんとも悩ましいパターン。
周りからはそつなくスマートに立居振舞っているように見えてしまうのだけれど、本人は至っていろいろと思い悩み葛藤しているギャップが面白かったです。
ただ、ストーリーの中盤ぐらいにちょっとパターン化してきてダレてきたかなぁ…と思ったタイミングでストーリーに変化があり、エンディングへ…と流れていくので、5巻ぐらいの長さはちょうど良かったのではないかと思います。
関根くんの人物像に関しては、いかにもマンガの主人公、というにはリアルよりで、でもリアルにこういう人いるか、というと「いや実際にはいないだろ、こういう人」と思うギリギリリアルよりの設定。
だからこそこれを読んだ女子読者は「萌え」を感じるのかなと思いました。うまく設定されているなぁ、という感じ。
ただ、幼少期か思春期にかけて、関根くん、あまりにも周囲の女子におもちゃにされすぎ(笑) 自分だったらトラウマになるかも。ですが、トラウマになってしまうギリギリの直前からストーリーが始まっているのも、作者の上手い思惑なのかもしれませんね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最後までハラハラしたけど、ハッピーエンドでよかった!
おめでとう関根くん!
なんでもできるのに肝心なところでうまくいかない、伝わらない、ヘタレってる…みたいな、なんていうか、鉄板ですな…
サラちゃんがまた素朴でかわいいので、応援したくなるという。
まあこれも鉄板!
ほんとかわいいわー
最後、名前呼んで返事もらってじーんときてるとか。
作ったごはんがまたレストランばりに豪華w
シェフかw
ほんとなんでもできるなw
その後のおまけもかわいかった。 -
90年代のトレンディドラマかよwと突っ込みたくなるくらいすれ違っていたふたり。
素直になって、自分から行動しなきゃ変わらない。
関根くんのビジュアルとかスペックには興味なかったけど、幸薄な感じとかちょっとズレた感覚、ピュアーな人柄にきゅんきゅん。
それぞれのキャラクターが魅力的だし、いい年の大人で弊害も多いけど少女漫画!って感じの甘酸っぱさもいい。
また、相手にどう思われてるんだろう?と不安になったりツンケンしちゃったり細かいところがリアル〜。
河内遙先生、素敵な物語をありがとうございます。 -
本屋でレジに持ってったらレジの人が関根君だった
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読後第一声、関根くんエッロ!
メガネ取って半裸で上目使いとかキャハー!!ってなりましたよ。床もピカピカ、ピッカピカ。
お互いがグダグダとすれ違うからそろそろ疲れてきたなーと読者的に思っていたら、このラスト。良かった良かったと思うと同時にやっぱズルイナーとも思ってしまった。
このグダグダ感と、ずるさを合わせて、関根くんの恋、なんだなあ。
楽しかった。 -
待ちに待った5巻
よかったね、関根くん。
何度も読み返して。
でもふとまたジワジワ関根くんの世界を覗きたくて読み返す、の繰り返し
最後のほうのごはんの準備した後に
ベットに座ってさらちゃんの名前を呼ぶ後ろ姿が
たまらなく好きです
ただ、関根くんもいーけどさらちゃんも好きだなー、
てか関根くんの周りにいる女の人が変な人多いから、さらちゃんがマトモにみえるのかも^_^; -
ずっと待ってた最終巻。積もり積もったワクワクを軽々上回られて、一晩で何度も何度も読み返しては涙しました。
一見すると完璧にかっこいい男の人が平凡な女の子を好きになるという、少女漫画では王道のキャラ設定なんだけど、恋に振り回されてみっともなく右往左往するイケメンのすがたは、人間くさくてかっこ悪くていとおしい。皿ちゃんもよくいる(なんでこの女がモテるのか!?)ってタイプのヒロインではまったくなく、彼女が関根くんの心の隙間に本人より先に気づいて言葉をかけたからこそ関根くんは成長したり救われたりして、恋をしたのだろう。
現実ではありえないような二次元ありがちハプニングやベタベタな少女漫画的ラッキースケベは起こらないのに、すごくドラマチックで、共感しすぎて泣いたりして、最後までハラハラドキドキしながら読みました。恋愛ものをサムくなく描くってすごく難しいと思うんだけど、どうしてなんだろう…それが河内先生の才能なのか?
漫画欲が満たされすぎて、こういう恋愛漫画を読みたいとずっと願っていたような気さえする。これで終わりなんて淋しいよ……………………………………