- Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784778322823
感想・レビュー・書評
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登場人物のだれがだれとどうしたこうしたがよくわからなくなってしまいました。。もともと物覚えは悪いのですが、発刊の間隔が長いこともあり、余計に。
第2巻を読んでいてふと気がついたのですが、この作品の主人公たちの屈託や葛藤、家族や友人たちに対するポジティブともネガティブとも一概に言い切れない感情のあり方、そしてそれらを抱えながら生きる(あるいは、生きてきた自分を振り返る)彼女たちの人生を、ときに数ヶ月・数年・数十年の隔たりを持つ複数の「場面」から構成してみせる方法、これはどうも夏目漱石なんかの小説の古典の類を読まされているような感覚です。
ちょっとしたエピソード、その中で登場人物たちが見せる表情や短いセリフ、それらの組み合わせでこんなに時間的にも空間的にも(≒社会的にも)深みのある物語が作られるなんてなぁ、と感心してしまいました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
登録してなかった……/百合プロフェッショナル志村センセイが描く、「百合」の「向こうがわ」のストーリーズ。かなり先鋭的な内容で、自分もとっつきづらい点があるのですが、それにしてもすげえ。百合、というジャンルがもつ女性同士のドロドロや、嫉妬や、あなたになりたかったんだ、あなたと一緒がよかったんだ、の激情を、さらに推し進めている完全な新境地。恋愛も親愛も情愛も通り越したその先に立っている。『青い花』の上田さんがあんな表情してるんだからビックリする……嬉しい、悲しい、を通り過ぎた、何層にも想いが重なったそれだった。
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全てが繊細でいとおしい。
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どろどろしてきたなあ。
女の子の物語としてはこれくらいのどろどろは普通なのかもしれない。
誰が悪いとかでもなく。
若菜ちゃんが清涼剤のごとくほっとできる。この子は世間連れせずいてほしい。
それと、巻末の3コマの若草物語は青い花から志村貴子作品に入ったものとしては嬉しすぎる