お菓子の由来物語

著者 :
  • 幻冬舎ルネッサンス
4.11
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本棚登録 : 318
感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779003165

作品紹介・あらすじ

「ショートケーキ」や「チーズケーキ」から、「パリブレスト」「ババ」など変り種までスイーツ誕生のルーツをたどる。

感想・レビュー・書評

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  • 洋菓子の由来やルーツをカラー写真と共に辿る。
    Chapter1 ケーキ  Chapter2 タルト・パイ Chapter3 シュー
    Chapter4 焼き菓子 Chapter5 発酵菓子 揚げ菓子
    Chapter6 砂糖菓子 チョコレート Chapter7 冷たいお菓子
    Chapter8 パン・その他
    コラム多数、索引、参考文献有り。
    主にヨーロッパ系のお菓子について、名前の由来やルーツ、
    考案者、類似のものは生地の違いを、そのお菓子の姿や
    断面のカラー写真と共に紹介。日本での始まりと相違点も。
    その数100以上の圧倒的な洋菓子たち。
    情報量も驚くほどに多い。古代から繋がるお菓子もあること。
    地域と気候、農産物、信仰など、様々な由来と姿があること。
    由来は一つの説だけでなく、いろいろな諸説も紹介。
    一つの起源から伝播にとって異なる姿。
    ワッフルは近い国でも姿や製法、材料に違いが。
    日本との違いは、日本人好みにアレンジという要素が。
    分かり易い内容なので、楽しく知識を得ることが出来ました。
    2008年発行ということもあり、さすがにマリトッツォは
    載ってませんでしたが。

  • お菓子の由来がいっぱい乗ってます。
    あんまり一般的じゃないお菓子ものってるんで、
    どんなもんかなーって食べたくなります☆
    最近の洋菓子の名前が店によって違うもんで、
    本とおんなじ名前のもんって少ないかも(有名なやつでも、ちょっとずつ名前アレンジされてるしー)

    おっきいデパートや洋菓子店でケーキを選ぶ時の参考になるかもって思ってます。

  • こんなにも心穏やかに何時いかなる時でも読める本があるだろうか。漸くクロカンブッシュが何かわかったぞ!洋菓子好きは見るべし。ただし深夜に読むのは注意せよ。今私の目の前に積み上がってるクッキーとフルーツパウンドケーキがその証拠なり。

  • これだけの種類の菓子の写真が揃っているのはなかなか希少.特に,これだけ崩さずに断面の写真を撮っているのは相当な手間をかけていると思われる.
    非常に多数の菓子を取り上げており,それぞれによく文献が調査されていて,複数の来歴の説などがまとめられている.
    研究者ではなく,パティスリさんのようなので,1次資料まではたどっていないようだ.そのため,いくつかの説のうちどれが信憑性があるのとか,菓子の変遷が全体としてどのように伝わって分化したのかといったまとめ方はされていない.あと,由来でなくて,語源になってしまっている文がときどきあるので,★を一つ差し引く.

  • 主に洋菓子の由来について書かれた本。諸説交えお菓子の歴史を美麗な写真とともに紹介してあり、とても面白く興味深く読めた。アップルパイひとつとっても国によって似通ったお菓子になっているあたりお菓子の収斂進化とも言える気がする。眺めているだけで幸せな気持ちにさせる良書だった。

  • 383.8-ネコ  300435849

  • 日本のケーキ屋さんで売られている、お菓子の由来がわかりやすく書かれていて良かった。
    似ているお菓子との違いが説明されていたり、種類別にまとめられているのも嬉しい。
    それに全てのお菓子に写真がついてわかりやすい。断面の写真まで殆どのお菓子についてるし。

    巻末の“コーヒーの歴史”と“紅茶の歴史”も良かった。

  • 色んなお菓子の美麗写真とそのお菓子の由来がびっしり。お菓子を学ぶのならとにかくこれさえあれば、という一冊。由来だけでなく、お菓子についての説明もあって、味が想像できるのも楽しみ。
    写真だけ眺めても、しっかり読み込んでも楽しい。
    ただ、どうしてもここまで美味しそうだとレシピもほしい!!

  • 100を超える洋菓子の由来を綺麗な写真とともに紹介。とりわけ断面写真が食をそそる。モンブランの直訳は白い山。山脈に近い家庭菓子がパリに伝わり、そこで洗練されて原型ができたとのこと。ティラミスの直訳は私を引き上げて、元気にして。材料のエスプレッソがカフェインを含んでおり夜遊びの前に食べられてことから命名されている。シュークリームは和製語。シューはフランス語のキャベツでクリームは英語。フィナンシエはフランス語で金融屋。証券取引所近くに店を構えていたご主人が作ったことに由来する。こういうのが延々と楽しく綴られている。驚きあり発見あり笑いありで凄く楽しめた。

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