消える「新宿二丁目」―異端文化の花園の命脈を断つのは誰だ?

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著者 : 竜超
  • 彩流社 (2009年2月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779114106

消える「新宿二丁目」―異端文化の花園の命脈を断つのは誰だ?の感想・レビュー・書評

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  • 入荷先:目黒区立大橋図書館

    提起したいことは理解できるのだが、いかんせんこの話、1980年以降に生まれた人間を時折置いてけぼりにされているのではないかという箇所が散見される。単純に私が88年生まれで、「ニチョ」にさほど足しげく通っていないからか、違うのか?
    確かに「新宿2丁目」の変遷やストレートの近隣住民の抱いていた感情などはなるほどそうだよねと半ば同情の目線をこめて思い馳せることもできる。だとしても、あちらとこちらという対立軸で描こうとしていることは問題視されても仕方ない。

    というのも、竜の目線には20歳以下(20代前半も含む)の姿を読み取ることは出来ず、彼の下限ラインが大学院生博士課程(有能な子は修士も含んでいいかも)どまりになっていることがものすごく気になるからだ。

    あと気になるのは、アクティビズム(活動家の理論)とアカデミズム(知的お遊戯の遊び道具)が結構ごっちゃになっているところ。アクティビストがやりがちな混同を「(過剰な)あくてぃびずむ」を批判しているはずの竜もしているとは!

    ついでに疑問なのだが
    東京メトロ副都心線の開業は確かに「消させる要因」にはなりえる。だが、都営新宿線もその役割があるとも思えなくもないがどうだろうか?(直通先の京王線住民なのでつい思う)都営は急行は通過だが、快速や通勤快速は停車駅であることはあまり変わらない。それでも新宿2丁目は「生き延びた」。

    やっぱり6丁目の某留学教育機関さんにシェルターつくるしかない?

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消える「新宿二丁目」―異端文化の花園の命脈を断つのは誰だ?の作品紹介

東京メトロ副都心線開通という明るい話題とは裏腹に、「ゲイの街・二丁目」は今や風前の灯火。このような現状を踏まえ、街の黎明期から現在までを徹底検証。住民の同性愛者についても掘りさげる。さらには従来のゲイ関連書の死角となっていた資料を渉猟、著者自身の実体験にもとづいた考察と多角的で独自のアングルからの問題提起を行う。読者がゲイであるかいなかは問題ではない。どちらにしても興味深く読める。「資料性の高さ」と「読み物としてのおもしろさ」の両立を! というわけでまずはとにかく読んでみてください。

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