制服の帝国―ナチスSSの組織と軍装

著者 :
  • 彩流社
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  • Amazon.co.jp ・本 (792ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779114977

作品紹介・あらすじ

山下英一郎の「制服の帝国」シリーズ3部作を1冊に集約!!
第二次世界大戦におけるナチスSSの軍装を当時の貴重な写真を用いて解明。SSの歴史、組織、人物、戦歴、武装SSの全師団、全軍団の解説。階級別の軍装、LAHおよびドイチュラント連隊の小史のほか、外国人義勇部隊や警察部隊も紹介する。オリジナル写真約500点掲載!!

感想・レビュー・書評

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  •  類書が少ない行動部隊について章を割いているように興味深い個所はある。しかしSSの将軍達の写真を見過ぎたので?SS中佐だったアイヒマンを「小物」扱いし過ぎ。アイヒマンを過小評価する為に?ヒムラーと一緒に映っているSS将校の知名度を読者に問おうとしたところで、その人が実際にどういう権限を持っていたのかは別だ。それならヒトラーのSS副官だったオットー・ギュンシェのような人はものすごい権限を持っていると「評価」するようなものだ。言わばSSの将軍などが実地では権限を持っていても、アイヒマンのような中間管理職が「ユダヤ人が無事に強制収容所やゲットーに到達する為に鉄道のダイヤ」を担当しないと動かないだろうに。
     変に学術書のように細かな注釈がある一方、マニア向けの本のように「どの師団に騎士十字章の叙勲者が何人いるのか」と記していたりとどっちつかずな感じがしてくる。
     ヨードル将軍がデーニッツ提督から柏葉付騎士十字章を授与されたのはランスで降伏文書に署名した後なのに、降伏文書を署名した時点で佩用したかのように書いているのは勘違いしているのだろうか。よく見る写真なのに。

  • 純粋なドイツ人なら18歳以上ならだれでも一般SSにはなれた。ナチ党員は自分が住んでいる場所のナチ党事務所に行き、入党申請をして、党費は毎月2マルク(当時はかなり高額)必要だった。

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著者プロフィール

やました えいいちろう 1965年東京都生まれ。歴史学博士(Ph.D.)。立教大学大学院博士課程前期課程西洋史専攻修了。東京渋谷の軍装店「アルバン」店長を経て、1996年よりドイツ軍装専門店「KLAUSE」を主宰。
著書:『SSガイドブック』1997年、『制服の帝国・アルゲマイネSS』2004年、『制服の帝国・武装SS』2005年(いずれも新紀元社刊)、共著に『武装SS全史1』2001年、『武装SS全史2』2002年(いずれも学研刊)、『制服の帝国』2010年(彩流社)。その他雑誌掲載多数。

「2011年 『ナチ・ドイツ軍装読本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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