かんちがい音楽評論[JAZZ編]

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著者 : 中山康樹
  • 彩流社 (2012年1月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (164ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779117565

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かんちがい音楽評論[JAZZ編]の感想・レビュー・書評

  • 視点とか言いたいことはわかるけど、根拠薄弱な断言や無理な論理展開が多すぎるのと、ちょっと登場する個人に対して偏執的で若干気持ち悪い。なにより文章が致命的に読みづらくて読んでて疲れた。

  • この本の書評については、高野雲氏 はじめ、ジャズに精通した多くの方が明快なコメントを出している。

    私は、「素人目線」の率直な感想を述べることにする。

    はっきり言って、「つまらない」。

    まず、文章が簡潔でない。だから読んでいて疲れる。

    そして、前述の高野雲氏の持論、「もっとジャズを楽しみたい」との気持ちでこの本を買うと、
    がっかりする。
    これは単なる、自称他称を含め「ジャズ評論家」と名乗る人の、狭い業界で巻き起こされてきた、
    「コップの中の争い」の暴露本であり、さらに言えば、著者の「愚痴」のオンパレードではなかろうか。

    要するに、「村社会の中で小難しいゴタクをならべている」ようにしか思えず、
    こんな本がまかり通るから、ジャズという音楽ジャンルが、
    「ヘンクツ者が聴く音楽」とのレッテルを貼られてしまうように感じられてならない。

    これからジャズに触れようとする人、ジャズを純粋に楽しみたい人にとっては、
    この本に書かれてあることなど、どうでもいいことであろう。

    だいたい、「ジャズって、こんなに楽しい音楽なんだよ」ということをわからせる努力が、
    世に蔓延る有象無象の「ジャズ評論家」から、一部の例外を除きほとんど見えてこないのである。

    「上から目線」の独善的持論を閉鎖空間でぶつけ合っている、つまらない泥仕合。
    すべて、とは言わないものの、いわゆる「ジャズ評論家」の世界の本質はそういうことであるように思えてきた。

    ならば、「ジャズ本」などに惑わされず、
    自分なりの価値判断をしていけばいい。妙な洗脳などされないほうがいい。
    そして、その価値判断を、閉鎖社会でしか通用しない論理であれこれ査定され、
    それに一喜一憂する必要など全くない。
    ゆがんだ村社会で正論とされることは、世間一般の尺度で測れば、
    えてして奇妙奇天烈な非常識論であろう。


    この本から得た収穫。
    「ジャズが好きなら、ジャズ本に惑わされるな」

  • 音楽性そのものには触れず「評論家の立ち位置と振る舞い」「ミュージシャンライターの優勢」「インターネットと界隈の露見」など評論家・ライターにここまで焦点を絞っている本は珍しいかも。ハッとする切り口多数

    ただ筆者が批判する”いいわけ”や根拠のない断言が多い。また読点ひとつあれば主張がぼやけるなど全体的にもどかしい。話のネタにできそうな面白い切り口の数々は素晴らしいものの、この本での筆者のメッセージ自体は受け入れ難いのが残念だった

  • 『ジャズ構造改革』から6年、ジャズを含む音楽ギョーカイの「なんとなく違和感を感じるが、言葉にできないこと」、あるいは「言葉にすると角が立つので言わないこと」を、徹底的に書いた本。
    医療界にも違和感はたくさんあるけど、音楽業界ほど情けないことにはなっていないなぁ。

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かんちがい音楽評論[JAZZ編]の作品紹介

猛烈な批判を招いた問題提起の書『ジャズ構造改革』(後藤雅洋・村井康司・中山康樹)の刊行からはや5年。あのとき、すでに著者は音楽業界の「終わりの始まり」を予言していた。ネット上での音楽の消費、CDショップの閉店、大手版元が刊行する雑誌・書籍の売り上げの低迷、便利さを追い求めた結果、作り手・受け手の「力」を衰退させること等。音楽に関連する人々の「眼・耳(力)」が衰退の一途を辿っている。ウケる音楽は? ウケるのは何故? 消費者(受け手)の「眼力・聴力」の低下を促し、大衆をミスリードする「批評家」「音楽家」「メディア」を徹底批判する。腹を括った完全書き下ろし。

かんちがい音楽評論[JAZZ編]はこんな本です

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