龍馬暗殺の黒幕は歴史から消されていた 幕末京都の五十日

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779117626

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  • 主張されている論=
    龍馬暗殺の黒幕は土佐藩で、その中でも
    佐幕派の寺村左膳が中心となり、会津藩の手代木勝任、その実弟の見廻組・佐々木只三郎、更には伊藤甲子太郎暗殺の交換条件として新撰組の近藤勇も絡んでいた、という説は非常に面白い。
    確かに土佐藩の目の前で行われてる暗殺には違和感があるし、天誅が行われてた時代より時代がずれてるから、龍馬などの不逞浪士を抹殺するメリットや余裕が見廻組や京都所司代、京都のあらゆる機関にそんな余裕がないという説も面白い。

    ただまぁちょっとその説に繋げたいがために無理やり感はどうしても拭えない。薩長のクーデターに土佐が気づけなかったのを幕末の情報伝達ラグと書いてたけど、うーん?本当にそうなんだろうか?
    時差はあるだろうけど、流石に噂はあって、噂があったら吟味するのがその時代では?
    あと誤字がとにかく多すぎる、うん。苦笑

    まぁそんなことを抜きにしても、龍馬暗殺は本当に謎で、単純に殺されただけではないんだろうなと
    ひしひしとそれは伝わります。
    どれだけ色々思案しても、本当の真実は、龍馬さん達にしかわからないんだろうなぁ。

  • 中岡慎太郎は殺されるべくして殺されたことと、黒幕は寺村左膳との筆者の見解。

著者プロフィール

なかじま のぶゆき 歴史家。東北大学工学部卒。
長く企業の開発の仕事に携わる。退職後文筆業へ。
『龍馬暗殺の黒幕は歴史に消されていた』
(彩流社、2012年1月)が話題を呼んだ。

「2012年 『甦る三国志「魏志倭人伝」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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