甦る三国志「魏志倭人伝」: 新「邪馬台国」論争への道

著者 :
  • 彩流社
0.00
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 4
感想 : 0
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779118357

作品紹介・あらすじ

「邪馬台国」解明の基本図書の解読は、明らかな誤訳があり、
古代史観を歪めていた!

『新訂 魏志倭人伝 他三篇伝』(石原道博編訳、岩波文庫、初版1951年、
改訂版1985年、現在81刷)は、「邪馬台国」論争のバイブルとして、
何の疑いもなく利用され続け現在に至っている。
冒頭の「循海岸水行歴韓國」は、「海岸に沿って海を行き(海岸線に沿って行き)
、韓国を経て」と解釈されて来た。これは「循」の読み違いで誤訳ではないのか?
との疑問をもった著者は、旧来の解釈に次々と挑んでいった。
「水行」とは川のことを指すと。「邪馬台国」論争の基になる「魏志倭人伝」の
解釈は、厳密な読みを提起した古田武彦の登場を含め、「記紀」の枠を一歩も
でることが出来なかったのは何故か……その謎に迫る!

「陳寿の編纂した「魏志倭人伝」については、「邪馬台国」論争だけが主に取り上げられているが、実は古代日本を見事に活写している。その内容は、現代日本にも通じる地勢や日(人)の問題点の的確な記述であり、史書として、今後の日本の生きる道を指し示す貴重な財産であると言えるのである。」(「後書き」より)

著者プロフィール

なかじま のぶゆき 歴史家。東北大学工学部卒。
長く企業の開発の仕事に携わる。退職後文筆業へ。
『龍馬暗殺の黒幕は歴史に消されていた』
(彩流社、2012年1月)が話題を呼んだ。

「2012年 『甦る三国志「魏志倭人伝」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中島信文の作品

最近本棚に登録した人

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×