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- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784779121562
作品紹介・あらすじ
12月5日公開の映画『海難 1890』にあわせて刊行!
その悲劇は近代日本の上昇期、南海熊野の海で起こった。
多数の犠牲者、そして手厚い救助。
トルコ国民のなかに日本人の温情が刻まれた瞬間……。
トルコ人なら誰でも知っているこの海難事故。
日本人が歴史のかなたに忘れたトルコ軍艦「エルトゥールル号」
の悲劇を、前国連大使の著者オメル・エルトゥール氏が
綿密な調査によって現代に甦らせた歴史物語!(訳者推奨)
※ 海難事故から125 年、節目の年を記念して、
現在、日本・ トルコ政府共同でエルトゥールル号を題材にした
映画を製作中(2015年12月5日公開予定)。
感想・レビュー・書評
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エルトィールル号の日本派遣の情報が海軍社会を興奮させる一方で、ヨーロッパの外交筋も大きく神経を尖らせることになった。皇帝の命令が開閉訓練と日本への外交儀礼的覇権に主眼があるとしても、コンスタンチノープルに駐在するイギリス、オランダ、ロシア各大使館は穏やかではいられなくなった。ロシア外交の見方からすれば、オスマンと日本両帝国の軍事協調はいかなる形式でもアジア大陸の極東地域におけるロシア圏域にとって脅威となるものだった。また英国外交にはロシア皇帝と関係改善したあかりで自国が促した形の日本・オスマンの軍事協調が当たらな段階にある英露友好関係の脅威となるのはのぞましいことではなかった。
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