実験する小説たち: 物語るとは別の仕方で

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著者 : 木原善彦
  • 彩流社 (2017年1月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779122811

実験する小説たち: 物語るとは別の仕方での感想・レビュー・書評

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  •  いわゆる「実験小説」と呼ばれている書籍を紹介している本。
     メタフィクション、シュルレアリスム、ビジュアル・ライティング、逆語り小説、リポグラム等の手法を用いた作品が、日本語未訳作品を含めて紹介されている。
     ネタバレになりそうな箇所は、きちんと「ネタバレ」と記述され網掛けになっているので、そこを読み飛ばせばいいのだが、書籍の紹介本なので、ある程度の粗筋は記述されており、書籍によってはその箇所を飛ばしながら読み進めた。
     例えばフリオ・コルタサルの「石蹴り遊び」、イタロ・カルヴィーノの「冬の夜ひとりの旅人が」、ミロラド・パヴィチの「ハザール辞典」、ニコルソン・ベイカーの「中二階」等は購入してはいるのだが、まだ読んではいない(いつか読もう、と思っているのだが……)ので、それらを紹介している章に関しては、かなり読み飛ばしてしまった。
     まぁ、それはそれとして。
     日本語未訳本が結構多く紹介されており、また既に絶版になった本の割合も多いので、紹介文で興味を持っても、なかなか手に入らないというジレンマを抱えるというケースもかなり出てきそう。
     僕も実験的な小説が結構好きなので、既に読み終わった本もかなり紹介されているが、それでも「あ、これ欲しいなぁ、あれも欲しいなぁ」と結局は50冊近い本が「欲しいリスト」に載ってしまった。
     かといってそれらが全部手に入るわけでもなく、手に入ったとしても読むスピードよりも購入するスピードの方が速いので、「積読」の量が一向に減らないのだ(むしろどんどんと増えてしまっている)。
     なんか、レビューではなく単なる愚痴になってしまったけれど、この手の書籍ガイド・ブックってそういう弊害もあるんだよなぁ。

  • 邦訳あるのが未読と既読半々かちょっと既読が多いかな、くらい。で、未読もだいたいは名前は知ってて改めて読もうってのはあまりないけどそれはそれで。未訳よね、気になるのは。「紙葉の家」のダニエレブスキーとか他に書いてたのかよ、読みてーよ!とかそんなんがチラホラ。木原さんでも増田さんでも藤井さんでも鴻巣さんでも岸本さんでも、何なら柴田先生でも、とりあえず訳して。いや、ホンマお願いします。日本の作家はついつい文庫待ちするけど、ガイブンはうっかり文庫待ちのつもりが絶版になったりするので、ちゃんとハードカバーで買いますから翻訳出してください(心の叫び

  • もーこれを読んだらきっと読みたい本がどっさり増えちゃう☆困っちゃうなー☆という気持ちで読み始めたんですが、ほとんど増えませんでした…。
    具体的に増えたのはナボコフの『青白い炎』くらい。
    あとは『石蹴り遊び』はもう積んでるし、『実験小説 ぬ』も持ってるし…と思ってパラパラ見返したら、章末についてる本で読みたいのがちらほらと。どっちだよ。
    ただあまりメインで取り上げられている本にそそられなかったんだよなあ…なんでだろう。実験小説、好きなはずなのに。
    あと読みたいなあと思っても(その特性上ってのもあるんだろうけど)未訳の作品がかなりを占めていて、その辺も残念ポイント。
    筆者が英米文学の翻訳者だから仕方ないけど、日本の文学ももっと紹介して欲しかった。あんまりないの?

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実験する小説たち: 物語るとは別の仕方での作品紹介

気鋭のピンチョン研究者にして
現代アメリカ小説の翻訳も
精力的に手がける“目利き”が
いざなう“実験小説”ガイド!

登場人物がいて、順序だったあらすじがあって……
といういわゆる「普通の小説」の枠組みや手法を
あえて壊したり、ずらしたり、逸脱したりしながら、
小説のさらなる表現の可能性を広げるために
「創作上の実験的な試み」がなされた「実験小説」。

実験小説って聞くとワクワクする♪という人だけでなく、
なんかコワい……、何を読んだらいいのかわからない、
食わず嫌い、というあなたにも贈ります。

実験小説のさまざまなタイプを切り口に、主な作品の
読みどころと、一連のおすすめ作品リストを掲載。
実験小説に特化した初のガイド本を手に、
めくるめく実験小説の世界へ!

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