世界のアルファベットとカリグラフィー

著者 :
制作 : こどもくらぶ 
  • 彩流社
3.50
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779150265

作品紹介・あらすじ

本書を読めば、書道とカリグラフィーについて
深く理解することができ、文字を正しく書こうという気持ちにさせ、
よりいっそう、文字や、文字で表された内容が理解でき、
表現する喜びもたかまります!!

近年、どこの国でも、書くことをパソコンや携帯の
デジタル文字に依存するようになってきました。
このため、書く人の字形、筆圧、バランス、個性が
文字から消えてしまっています。
こうした状況のなか、書道やカリグラフィーについて知り、
実践することで、読者はつぎのようなことを
発見したり身につけたりできると考えます。

●文字を正しく書こうという気持ち
●文字や、文字で表された内容を理解すること
●表現する喜び
●集中力と観察力

なお、「書道」は、書くことで文字の美を表そうとする
東洋の造形芸術。
一方、「カリグラフィー」は、西洋や中東などにおける
文字を美しく見せるための手法です。

【『世界の文字の書き方・書道』全3 巻刊行予定!!】
①世界のアルファベットとカリグラフィー 本書15 年7 月発売
②世界のいろいろな文字とその書き方 15 年9 月発売  
③漢字文化圏の書道とアラビア書道 15 年11 月発売

感想・レビュー・書評

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  • 世界の文字の成り立ちから、書き方を総合的に紹介している本。

  • 2015年から、和食や和紙と同じように、書道文化をユネスコ無形文化遺産に登録しようとする動きが具体化してきたんだって。書道界が衰退してきてるなんて知らなかったな。活字文化の発達とともに衰退してきたんだって。
    活字文化の発達は、文字に対する神聖な気持ちを衰えさせたのかな。

    デジタルな文字は、便利な反面、文字から個人を消滅させつつある。デジタルな文字で美的感覚を養うのは困難だ。

    紀元前3500年から3000年頃、メソポタミア(イラク・クウェート)でシュメール文字が使われていた。同じ頃、エジプトでもヒエログリフという文字が使われていた。二つとも世界最古の文字だ。
    ヒエログリフは、現在使われているラテン文字、アラビア文字、ヘブライ文字の始祖となった。
    文字って絵から始まったのね。絵から始まった絵もある、の方が正しいか。表意文字。

    一つの場所から始まった文字が、あっちへ行って変化して、こっちへ行って変化して、里帰りしてまた変化して…という流れをざっと見ると、ヒエログリフから始まった文字を使っている文化は、それぞれの独自性を持ちながら、意識せずに共有している部分もあるのだとよくわかる。

    というか、漢字圏って狭いな。東アジアだけなんだ?

    現代のエジプト人はアラビア文字を使っている。

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著者プロフィール

1953 年東京生まれ。東京外国語大学卒。
編集者としてこれまでに800 冊以上を担当。
そのあいまに著述活動もおこなってきている。
おもな著書には、『大人のための世界の「なぞなぞ」』、
『世界史を変えた「暗号」の謎』(ともに青春出版社)、
『世界のあいさつことば』(今人舎)、
「世界のなかの日本語」シリーズ1、2、3、6巻、
『世界の文字と言葉入門 9. 英語圏の文字と言葉』
(ともに小峰書店)などがある。

「2015年 『世界の文字の書き方・書道 全3巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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