ゴジラの精神史 (フィギュール彩 13)

著者 :
  • 彩流社
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779170133

作品紹介・あらすじ

2014 年、7 月公開のハリウッド映画『ゴジラ』(TOHO系列) にあわせ、完全書き下ろしの小野俊太郎の最新作です!
ゴジラファンのみなさま、お待たせしました!
2007 年『モスラの精神史』(講談社現代新書)、2010 年『大魔神の精神史』(角川one テーマ21 新書)、そして、誕生から還暦を迎える今年、『ゴジラの精神史』が登場します!
これまでの著作同様、目からウロコのウンチク満載!
究極の深読み、そして、新たなゴジラ像が出現する!
なぜ、ゴジラは死ななければならなかったのか?
1954年の第一作には、ゴジラのすべてが込められていた。
この本を読んだ瞬間、もう一度、映画を観たくなる!

感想・レビュー・書評

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  • はじめに ゴジラが還暦を迎える
    第1章 叙事詩としての『ゴジラ』
    第2章 海に潜むものの影
    第3章 最終破壊兵器どうしの対決
    第4章 原始怪獣か、原子怪獣か
    第5章 ゴジラ=ゴリラ+クジラ
    第6章 アメリカとしてのゴジラ、日本としてのゴジラ
    第7章 その後のゴジラの足跡

    著者:小野俊太郎(1959-、札幌市、文芸評論家)

  • 面白かったです。1954年版『ゴジラ』の分析が主ですが、1984年以降のシリーズについても触れられています。ゴジラは日本人にとって何なのか、なぜたびたび襲ってくるのか、改めて考えるきっかけにもなると思いました。

  • ゴジラの精神史と言うよりは第一作目のゴジラの解題という
    内容だったと思う。まぁ、それほどゴジラシリーズにとって
    第一作目が重いものだということであろう。

    映画に関わる人間は本当に数多い。その関わる人の数だけ
    映画に込められるものがあるのだから、いくらでも深読み
    できるのが映画の魅力、という一面もあるのではないかな。

    読んでいて楽しい本ではあったが、心に残るモノはあまり
    無い、そういう著作であった。

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著者プロフィール

文芸・文化評論家 1959年、札幌生まれ。東京都立大学卒、成城大学大学院博士課程中途退学。文芸評論家、成蹊大学などでも教鞭を執る。 著書に、『「トム・ソーヤーの冒険」の世界』『「クマのプーさん」の世界』『快読 ホームズの『四つの署名』』『ガメラの精神史』(ともに小鳥遊書房)『スター・ウォーズの精神史』『ゴジラの精神史』(彩流社)『モスラの精神史』(講談社現代新書)や『大魔神の精神史』(角川oneテーマ21新書)のほかに、『〈男らしさ〉の神話』(講談社選書メチエ)、『社会が惚れた男たち』(河出書房新社)、『日経小説で読む戦後日本』(ちくま新書)、『新ゴジラ論』『フランケンシュタインの精神史』(ともに彩流社)など多数。

「2023年 『シェイクスピアの戦争』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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