生物の進化に学ぶ乳幼児期の子育て

著者 :
  • かもがわ出版
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784780301113

感想・レビュー・書評

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  • リズム同期の大切さ。自立教育の大切さが勉強になりました。

  • 見学した保育園で斎藤公子先生のことを知り手に取った。
    自然保育という思想系かと思いきや、生物の発達に沿った動き(リズム遊び)をすることで障害を乗り越えていく事例を読み、理にかなった教育法だということを知った。
    子どもが描く絵からさまざまなことが読み取れるのも興味深く、たくさん遊ぶことで感受性が育まれるということがよくわかった。やみくもな早期教育は不要というのも納得。

  • 戦後、物のない時代から、保育に命を注いできた筆者が語る発達論は、経験から直観的に構築された物のはずだが、現在の脳科学の観点からも理にかなっているという。
    私が以前お世話になった療育施設でも、筆者の考えに基づいてリズム遊びなど行われていたが、楽しくリズムに乗って体を動かしていくことで、機能が改善していくのを目の当たりにしていた。初めてその考えを一冊の本で系統的に知ってみて、発達を考えるときにとても大切な視点がいくつもあると夢中になって読んでしまった。

  • さくら・さくらんぼ保育という言葉は、つい最近まで聞いたことがなかった。子ども環境学会のセミナーで知り合った方から初めて教わり、これは勉強しておかなければ、ということで図書館チェック。近いうちに映像資料も見てみたい。

  • 素晴らしい内容でした。思春期支援に活かせる部分多々あり、と感じました(^-^)/

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著者プロフィール

斎藤公子(1920年-2009年)保育実践家
富山市生まれ。東京女子高等師範学校にて、倉橋惣三の指導を受け、戸倉ハルより「リズム表現」を学ぶ。後に「律動」を西垣郁美に、「リトミック」を小林宗作に学び、多くの子どもたちを保育する中から独自の「リズム遊び」を生み出す。宮武辰夫から、知的障害がある子どもの描画について教えを受け、1956年埼玉県深谷市に「さくら幼児園」開園。統合保育の記録映画として1977年~85年「さくらんぼ坊や」シリーズが製作され、1986年「アリサ ヒトから人間への記録」が文部省特選。斎藤公子の保育実践は“さくら・さくらんぼ保育”として全国に広がった。晩年、オランダから来日した重度脳性麻痺の子どもの保育にも尽力し、2003年には「第7回内藤寿七郎国際育児賞希望大賞・生命の尊厳賞」を受賞。2008~2010年「DVDブック子どもたちは未来」シリーズとして最後の実践を作品に残した。

「2021年 『映像全集・斎藤公子の保育【全6巻】[ライブラリー版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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