- Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
- / ISBN・EAN: 9784780802214
感想・レビュー・書評
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ジェンダーに関する絵本。そろそろ身を固めてほしい女王様が、息子の王子にいろんなお姫様とお見合いさせる。どの人もピンとこない。最後にひとめぼれした相手は…! LGBTがテーマなのですが、女王様が安心した所が母の愛を感じた、うん。
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さっき読んだばかりの絵本との落差がすごい。
王子様の婚活というテーマで、自由に創造性を羽ばたかせた絵本。 -
原題 King & King 2015
Netherlands Koning & Koning 2000
by Linda de Haan & Stern Niijand
ある国に女王さまと王子さまとねこが住んでいて
女王さまは長いあいだ国をおさめていてあきあきしていたので、王子を結婚させて王さまにしようと決めた
王子もしぶしぶ承知
しかし王子さまは今までどんなお姫さまも好きになったことがないと言う
それでも女王さまは、「おまかせなさい」と各国のお姫さまを呼んでお見合いをさせる
オーストリアのアリア姫はオペラを歌い
アメリカテキサスのドリー姫はマジックを披露し
グリーンランドのみどりのお姫さまは、召使と恋に落ち
ムンバイのラシマシプティン姫は
やっぱりしっくりこなくて~
最後にマデリーフ姫とその兄のハーリック王子に会うと
王子さまはハーリック王子とひとめで恋に落ち
結婚することになりました!
そしてふたりの王子は、王さまと王さまになり、
みんながしあわせにくらせるよのなかをつくったようでした -
物語の中で王子さまが批判されることがなくハッピーエンドで終わり、海外の絵本らしいなぁと思いました。まだ読み聞かせしておらず子どもに読んでどんな反応があるかなぁ。
〇未就学児~ -
《本屋》【再読】王子様が、一目惚れしたのは、王子様だった。二人は、めでたく結婚して王様と王様として幸せになった!
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とりあえず絵が素敵。あまりにも淡々とさらっと文が綴られることに違和感を覚えることこそ、いかに社会化された心で自分がいるかがわかる。こどもの頃にこのくらいのテンションでさらっと多様な生き方、人のありさまが伝えられるといい。
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王子様とお姫様がしあわせになる話しかないのは教育上よろしくないよね。
ということで作られたオランダの絵本。
王子ミーツ王子のこころみは買うけれど絵本としてもジェンダー(セクシュアリティ)本としてもいまいち。
原著が2000年ってこともあるかもしれないけれど、すじがきがいかにも啓発用教材っぽくて自然じゃない。
『タンタンタンゴはパパふたり』http://booklog.jp/users/nijiirokatatumuri/archives/1/478080115Xもそうだったけど、ふたりの関係が「とてもとくべつな」ものとして描かれているのが悲しい。
ふつうのおはなしでただ主人公がゲイです、この子たちにとってはこれが当たり前で普通です、っていうのが読みたい。
多様性を描こうとしたらイロモノくさくなったようなお姫様たちの扱いも好きじゃない。
こんな雑な扱いならば十把一絡げの金髪碧眼おしとやかな量産型お姫様の方が良かった。
彼女たちが面接にきて選別される側でしかないのが気になる。
現在の結婚は相互に選びあうものであるはずなのに。
いいお姫様にであっていないから結婚する気にならないという描き方にも違和感がある。
同性愛者はすてきな異性にであっていないから同性にひかれるんじゃない。
魅力あふれるすてきなお姫様が目の前にいても王子様と恋に落ちるからゲイなんだよ!
この描き方じゃそれが伝わらない。
コラージュの絵はかわいい。
女王さまの表情がいい。
ジェンダー・セクシュアリティ本で、絵本として納得できる質のものって難しいな。
でもこういう本がどんどんでるのはいいことだ。