みづほ

著者 : 山本惠朗
  • ふらんす堂 (2016年12月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (135ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781409054

みづほの作品紹介

◆第一句集
蝉捕れぬ日は空蝉を子に与ふ
蝉が捕れなかった日のために、あらかじめ用意したのだろうか。「溺愛」をさりげなく表現。

豆飯の翡翠の玉を舌の上
初ものの豌豆の美しさを宝石色になぞらえ、舌の上で楽しんでいるところ。

魚になりしかかいつぶり浮いて来ず
潜って魚を捕ってるのが得意な鳰。もしかしてと童心に返って浮くのを待っている。

俳句は“子供の心で、大人の表現”であることを実践しているのが著者である。
(帯より・鷹羽狩行)

◆作品紹介より
豆撒くや鬼はいづこと孫の問ふ
門松の切り口の鋭き夜明けかな
てふてふを追ひて駆込み寺の中
鯉のぼり目をみて話すこと教へ
春寒や竹人形の鬼女の舞
里山のくろぐろと寄せ秋の暮
聴衆の咳をさまりて二楽章
たんぽぽや校門までのかけくらべ
仏壇の鶯餅のいつ鳴くや
大花野迷ふてみたくなりにけり

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