而今

著者 : 脇村禎徳
  • ふらんす堂 (2017年1月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781409320

而今の作品紹介

◆平成二十四年から二十六年までの第十句集

集名の『而今(にこん)』は、道元がいう「行持現成するをいまといふ」を、私はそれを命のひらめきの「今」と捉えて句集名としてお借りした。
むろんそれは私の願望である。
(あとがきより)

◆自選十句
男の子にも化粧ありけり初鏡
的皪と青空にして寒桜
妻言ひて箸とる日脚伸びにけり
仰ぎ見て旅は途中の初燕
喪の家を出て春霰に叩かるる
働きて直に一生夏椿
葉桜やいたはられゐる齢とも
湯上りの踝ありし秋の風
丹田にこころ鎮むる冬来たり
こころまた日にあたたまる帰り花

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