レ・ミゼラブル (まんがで読破)

著者 :
  • イースト・プレス
3.66
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感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781600246

作品紹介・あらすじ

19年間の投獄生活を経て出獄したジャン・バルジャンは、ミリエル司教の導きにより新しい人生を歩むことを決心する。だが数年後、名前を変えて市長となったバルジャンの元にかつて牢獄で看守をしていたジャベールが警察署長として赴任してくる…。フランス最大の詩人にしてロマン派を代表する作家・ユゴーのベストセラーを漫画化。

感想・レビュー・書評

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  • レ・ミゼは読もうとして挫折したので(めっちゃ)短い漫画にしてくれて有り難いです。
    サクサクっと読めて要点もつかめるのでミュージカル鑑賞前とかに見るのもいいかも。
    個人的にエポが出てこなかったのが涙です

  • 「素直に生きる」という、単純でシンプルな生き方が
    どれほどの苦難と忍耐力を要するか、でもそれがいかに
    人として生きるために大切なことかが書かれた感動的な作品でした。

    レ・ミゼラブルを読みたいと思いつつも、なかなか時間が
    とれないので、映画の前にまずはマンガで概要を…と購入。

    すごく話を簡潔にまとめてくれているんだと思うけど
    突飛な流れになることもなくすごくステキなお話で、
    ぜひ、原作もミュージカルも見たいと思いました。

    国政も悪く、貧困と混迷の中で見る絶望と光。

    理不尽でつらく苦しい中を善良に素直に生きることを
    教えてくれる司教との出会いで、ココロのすべてを入れ替える
    小さな光を見出せた、罪人ジャン・バルジャンの
    その後の苦労と、苦労の果てに見えた本物の光。

    ミュージカルにぴったりな魂の慟哭ともいえる作品だったので
    映画もますます楽しみになりました。

  • 有名なユゴーの作品「レミゼラブルああ無情」

    いつか読まなきゃと思っていたので、
    とりあえずマンガで読破シリーズを。

    マンガなので、長編でもすらすら進む。
    またいつか、しっかり読もう!

  • めちゃくちゃ面白かった。
    まんがで読みやすいというのもあり、物語としての素晴らしさにも引き込まれ、あっという間に読み終わってしまった。
    結末を知るまでは、まさに『ああ、無情』な物語なのだと感じていた。
    ところが、読み終わってみると結末としては『無情』な物語であり、しかしこれは『情』の物語でもあると気付いた。
    次は原本、ミュージカルも観てみようかな

  • サクッと読めるのでストーリーの概略をつかむのに長けていると実感。
    ここから現代語訳を読むのもいいし、演劇鑑賞をするのもいいと思う。
    入口として良い書籍だと実感。

  • 初めて内容を知ったのだが、いやあ、感動してしまった。切なすぎるし美しすぎる。こんな要約版だけでも心動かされるとは、これは100年以上傑作として名を残すわけだ。主人公のジャン・ヴァルジャンの生き様とその周りの人々が彼に感化されていくさまが本当に美しい。

  • まんがで読破を読破するシリーズ。
    このシリーズの読み過ぎで、革命前っていうとロシアのイメージになってしまうけど、舞台はフランス。
    罪人は死ぬまで罪人なのか。人を愛することこそ真実なのか。
    看守が警部になって警察署長にまで出世できるのかって疑問も抱いたけど、そんなことは枝葉末節なんだろうな。偽名使ったままで市長になれるのかっていうことも。
    それにしてもファンティーヌがかわいそう。

  • 刑事に軽い罪で追われる身になった主人公。司教から【人を信じること】を教わり、この事が軸となり物語が構成されている。
    人を信じれば、分かってくれない人でもいつかは信じてくれると思わせる作品である。
    終わりがスッキリしたハッピーエンドで良い作品。

  • 2012年読了

  • 19年間の投獄生活を経て出獄したジャン・バルジャンは、ミリエル司教の導きにより新しい人生を歩むことを決心する。
    だが数年後、名前を変えて市長となったバルジャンの元にかつて牢獄で看守をしていたジャベールが警察署長として赴任してくる…。
    フランス最大の詩人にしてロマン派を代表する作家・ユゴーのベストセラーを漫画化。

    秋のある日、ミリエル司教の館を、ひとりの男が訪れる。名はジャン・ヴァルジャン。
    たった1本のパンを盗んだ罪で19年も服役していた。彼を暖かく迎え入れる司教。
    しかし、その夜、銀の食器をヴァルジャンは盗んでしまう。
    翌朝、彼を捕らえた憲兵に対して司教は「食器は私が与えたもの」だと告げて
    彼を放免させたうえに、二本の銀の燭台をも彼に差し出す。
    ヴァルジャンの穢れきった魂は司教の信ずる心に打ちのめされる。

    時を経て4年後、ジャンは模造宝石の産業を興して成功をおさめていた。
    そこにやってきたのは元の看守で今は、私服警官を務めるジャヴェールであった。

    「人間、何ごとにも正直で生きよう」というテーマが、最初と最後に提示されている。何ごとにも正直に生きようと決心した主人公が究極の善で、(コゼットをのぞけば)他の人物は何かしらの悪の部分を抱えていて、それぞれの行動ではその対比が描かれている。

    フランス革命、王政復古、7月革命と、体制⇔反体制で揺れ動く国の様子が、うまく背景になっている。

  • 最後まで正直であること。そしてそれを支えるヒトがいること。それが人間を立ち直らせていく。

  • 登場人物たちは皆どこかしらに悲しい面を抱えている。まさにタイトル通り、”Les Misérables”(哀れな、悲惨な)。主人公で前科者のジャン・バルジャンと法の番人ジャベールの2人のやり取りを中心に、他の登場人物が絡みながら話が展開していく。堕ちていくファンティーヌは読んでいて辛かった。革命でジャン・バルジャンが絶体絶命に陥る場面も山場だと思う。

    原文にも近いうちに触れたい。

  • 感想は後日。

  • 人に優しくすることで自分が人に優しくされるということを学んだ。

  • 原作読んでいないので、それを比べたレビューは出来ないが。
    単純にまんがとしておもしろい。

    名作と言うのは漫画になっても心打つものがある。
    社会は厳しいですね。とくに他人に対しては。
    時代背景が違うだけで、今の日本もあまり変わらないのでしょうか。

    ただ、変えられるとしたら自分の気持ちです。

    そうゆうメッセージのある本です。

    後、このような名作は、ミュージカルなどでも上演されてるので、知って置いて損はないと思います。
    アメリカのゴット・タレントって番組でスーザンボイルが歌ったのも、このレ・ミゼラブルからの曲だので、そうゆうことを知っていると楽しめます。

  • 罪人・ジャン・バルジャン・司教・改心・コレット・市長・愛
    こういう話だったんだ。。。

  • ミュージカル版は好きなのですが、ヴィクトル・ユーゴーの小説は概略しか知らないので、とりあえずコミックで読んでみました。

    ファンティーヌが髪の毛だけでなく前歯まで売るとか、ヴァルジャンとコゼットが修道院で暮らしてさらに偽名が増えるとか、マリウスの名前がマリユス表記だとか・・・・・
    舞台では端折られてる部分が描かれててよかったのですが、漫画にはエポニーヌが存在しない!!!Σ( ̄□ ̄;)
    ガブローシュはいるのに!!!
    あ、ちなみにガブローシュはエポニーヌの弟なんだそうですね、原作だと。

    そしてコミックの内容はジャベールの死までです☆
    あ、あとABCの友の死に際も・・・・違ってました・・・・。

    小説版、いつか読みたいけど長いからね・・・(==

  • ユゴーの「レ・ミゼラブル」のマンガ版。

    ちなみに、フランス語で「悲しい人々」っていう意味らしい。
    原作読みたいです。

    ジャンバルジャン⇒そのまんま東に似てる

    コゼット⇒かわいい。

    パンを盗んで、19年間投獄されたジャンバルジャンが改心して、
    市長になって活躍するけど、刑事に追われちゃうっていう話。

  • 昔、読んでも忘れてしまっていたり、舞台を見にいく前に、ざっくり分かっておきたいときにも、マンガがだったら すぐに読めて登場人物も覚えやすくて、助かります。これはミュージカルを観る前に読んだので、若干ステージ上で はしょられても話についていけて良かったです! 主人公の心の揺れ動きが良くわかって、感情移入できました。

  • 読んだことがなかった名作をマンガで知るのは邪道と思いつつ…。

    面白かった!

    これはこのままにせずやはり原作読むべし。
    フランス革命前後の話なので、『ベルサイユの薔薇』にも似たシーンが多かった。
    今も昔も苦しむ民衆が新しい時代を作っていく。でもそこに愛を、心にダムを。

  • 登録日:1/26

  • 邪道かもしれないけど、漫画で読んでしまいました。

    漫画では作品の深さは知ることができない。あくまであらすじの理解でした。

    でも気軽に不朽の名作に触れるにはこういう手段もありかなと思いました。

    岩波文庫だと4冊に相当します。(いつか読んでみたいと思う)

  • 遥か昔に親の付き合いに付き合って劇を見たことがありますが、1ミリも覚えていないので読んでみました。そんなんばっかだな最近。

    19年の投獄生活を経たジャン・バルジャンは司教との出会いにより新しい人生を歩むことを決意し、とある町で市長となって人々のために生活をする。
    しかし、元看守のジャベールが警察署長としてジャン・バルジャンを追ってくる。
    果たして逃げ切れるのか?そして、罪人は死ぬまで罪人なのだろうか?

    もうレビュー書くの面倒くさいので率直に言うと、ドラマティックで非常に面白かったです!
    これでまた原作は読まなくなることでしょう!

  • おれは愛がどうとかって言う話は好きになれないけれど、気持ちよくハッピーエンドにしないところでその甘さが半減していていい一冊だと思った。

    まだ原文の方を読めていないから細かい面はわからないにしても、概ねどういう本でどういう内容を伝えたものかはわかった。内容に関しては目新しさは無いものの、昔の本にそういうのを期待するのはあまり本を読んで無いうちだけである。

    こういう本の類の大事なところは話の元ネタとして引き出せるかであって、真意が伝わっているかは本書からでなくていい。

    ただ、書かれていること自体は大事なのは事実であり、人としてのかくある姿を描いている。まあ、登場人物のような人生を送る確率はかなり低いし、時代の背景からいっても今の自由度の中ではちょっと想像しにくい事が多い。だからこそそういう時を経て今があるという考え方もあるけど。その辺は本書を読んで自分で確認した方がいい。

  • さすがの大作と、あらすじ漫画からでもわかる。心理描写が足りなかったり、わかりづらいまま場面がどんどん進んでしまったりする箇所もあるが、この短い一冊という構成を考えたら当然で、逆に、作品全体のポイントを、よく抜粋できているなと思う。


    「人間、何ごとにも正直で生きよう」というテーマが、最初と最後に提示されている。何ごとにも正直に生きようと決心した主人公が究極の善で、(コゼットをのぞけば)他の人物は何かしらの悪の部分を抱えていて、それぞれの行動ではその対比が描かれている。思ったよりわかりやすい。


    フランス革命、王政復古、7月革命と、体制⇔反体制で揺れ動く国の様子が、うまく背景になっている。このあたりのフランス史をだいたい知った上で、元の小説を読むと、歴史という側面でも、この大作を味わえるかもしれない。

  • 最後に泣いた。マリユスイケメン。
    原作読みたいなあ。受験終わったら読もう。
    2010/06/08/西高図書館

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