夕方のおともだち (CUE COMICS)

著者 :
  • イースト・プレス
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本棚登録 : 400
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781601151

作品紹介・あらすじ

この十余年に描かれた膨大な作品群から、もっとも重要な短篇を作者自らセレクト。 書き下ろしの解題では、創作の背景や自身のルーツが仔細に明かされる。 『明日また電話するよ』に続く自選集。

感想・レビュー・書評

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  • エロとぶつ切り故の哀愁

  • 「レッド」シリーズの片鱗がこの時から既に見えている。

  • 新装版だからしょうがないけど全部どっかで読んだやつだった(そりゃそうなんだが)

  • <内容紹介>
    不安の残像──著者自身が認める、ベスト・ワークス。
    この十余年に描かれた膨大な作品群から、最も重要と思われる短篇を作者自らセレクト。
    書き下ろしの解題では、創作の秘密や自身のルーツがはじめて明かされる。
    山本直樹の精髄が凝縮された、異彩の書 。
    単行本発収録のカラーページも必見の、『明日また電話するよ』に続く自選集。

  • 自選短編集の第2部。表題作は、フラグメンツの第1巻に収録されたものでした。
    山本直樹は、少年少女たちの日常の焦燥や諦念をとくにエロを中心にして描くわけだが、そこに非日常的・現実的な現象を混ぜ込むことがしばしばある。たとえばある登場人物が何の前触れもなくコマから消える、あるいはそれまでのセックスの相手が次のコマでは別の人間に変わっている。それ自体は作中においては日常の延長的なな事象にすぎないが、これがあるがゆえにひとつのファンタジーとして成立する。日常性と非日常性を架橋するその仕掛けが、山本直樹の作品は他とは異なる理由でありただのエロ漫画にならない理由なのだと思う。

  • 山本直樹万歳。

    意外にインタビューが面白いという。
    あまり作家にはまらない私にとってはめずらしい感じ。

  • 佐々木文庫より。ちょっと南Q太を一服して、他のものが読みたいな、となったので、手に取ったのは、山本直樹で。僕、ずっと、江口寿史とかと混同してたな、この人。ということに今更気づいて。全然違うな、と。むしろ大友克洋っぽいな、画とか線が、と。エロいんだけど、それだけじゃないのがすごいな、と。だから、そそる感じはないんだな。でも、いいんだな。(11/5/2)

  • 山本直樹の作品を初めて読んだ。杉野さんが好きな理由が少しわかった気がする。この人のマンガに出てくる人たちは、何かが足りてなくて、なんとなく寂しそうだ。それがすごくいい。

  • 再読。
    一つひとつが短編映画のよう。好きなのは「渚のアルバム」。表題作は生理的にきついのに一番読みふけってしまう。線がエロい。

  • 山本直樹先生の傑作短編を集めた傑作集。
    読後感がすばらしい。
    なんとも言えない感覚に陥ります。
    人を選ぶのでハマればズブズブ間違いなしです。

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著者プロフィール

カルフォルニア大学サンタバーバラ校助教授 
専攻=映画理論・日本映画
Dialectics without Synthesis: Realism and Japanese Film Theory in a Global Frame, University of California Press, 2020, “Eye of the Machine: Itagaki Takao and Debates on New Realism in 1920s Japan,” Framework 56, no. 2 (Fall 2015).

「2019年 『転形期のメディオロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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