- Amazon.co.jp ・マンガ (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781601670
作品紹介・あらすじ
19世紀、人々が神による天地創造を疑わなかった時代。 世界を巡り、ガラパゴス諸島の生物たちの営みに触れた自然科学者・ダーウィンは 人類の世界観を覆すタブーに気づく…… 「種は神によって創造されたのではない」 人々の批判を浴びながらも、生物学に革命を起こした名著を、 ダーウィンの生涯とあわせて漫画化。
感想・レビュー・書評
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科学・宗教・ガラパゴス諸島
この時代にこの理論を発表するのは
大変だっただろうなあ。。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
マンガなので読みやすい。
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進化論ってやっぱおもしれー
本当に勉強になった
ガラパゴス諸島行きたくなった(笑) -
種の起源が出版に至るまでの背景が描かれている。ダーウィンがどのようにして自然選択という思考に至ったのか、出会った本や人々、5年に渡る航海の話などさまざまなものの集大成によって書かれた本ということがわかった。周囲の人間にそうとう恵まれていたんだなという印象を一番最初に持った。理解のある妻、共同研究をしている友人たち、やりたいことをやらせてくれる父親。このいずれかが欠けてしまったら発表自体なかったのかもしれない。
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進化とは、
「環境に適した特徴を持つ個体が
強い弱いに関わらず残りやすい」
と言っているだけである。
決して、弱者が強くなるということではない。
詳しく言えば、
自然選択説を説明するキーワードは
変異=個体差(特徴)
適応=適者生存
遺伝=累積
これを繋げて説明すると
1.種にはそれぞれ個体差・特徴が存在する
2.環境に適した特徴を持つ個体が生き残りやすい
3.その特徴が遺伝子に溜まることで
次の世代にその特徴が残りやすい
↓
環境に適した特徴を持っている個体
生き残りやすい。
そしてその特徴を持った個体が増殖していく -
種の起源の内容を漫画化したというよりは、ダーウィンの伝記でした。来春ガラパゴス諸島へ旅行に行くことを見据えて購入して読んでみたけど、なるほど、時代背景も加わっていてとてもわかりやすい!そして、当時のイギリスの知識層で大ベストセラーとなった種の起源そのものを読んでみたいなぁと思いました。
イデオロギーの大転換期、現在に通ずるところがあるのかも。新しい価値観を生む、そしてそれを従来の固定観念に囚われることなく判断するというのは、とても難しいこと。そこにダーウィンの偉大さの大きな要因があるように思いました。 -
まんがで読破を読破するシリーズ。
ダーウィンの「種の起源」がタイトルになっているけれど、「種の起源」を書くに至ったダーウィンの伝記が中心。
ガラパゴス諸島が地理的要因による適応と遺伝の気づきのきっかけだったとは知っていたけど、ハトの交配実験も進化論の発展の礎になっていたんですね。 -
[墨田区図書館]
このシリーズの特徴として、「種の起源」そのものをマンガにしているのではなく、ダーウィン伝記の中のメインネタとして紹介している。わかっている大人(?)が読んでも、ダーウィンが研究した地や共同執筆者となった人など、その他もろもろ頭には残らない(笑)けど、進化論とか、宗教と科学(進化論)の対決とか、少しづつ頭に残っていくといいけど。 -
たまには漫画を読むのもよい。
ダーウィンがウェッジウッドの近い親戚でそのおかげで、
4年間世界一周して標本をイギリスに送っていたこと。
ガラパゴス諸島なので、いくつかの島で標本採取して違いを見ていた。
種の起源発表の理論構築まで二十年かかっていたことが分かった。