ヴェニスの商人 (まんがで読破)

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  • Amazon.co.jp ・マンガ (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781601687

作品紹介・あらすじ

莫大な遺産を受け継いだ令嬢ポーシャに求婚するため、 青年パサーニオは貿易商人のアントーニオに支度金の融資を請う。 親友のためにとアントーニオはユダヤ人の高利貸し・シャイロックに借金を申し込むのだが、 その担保がもとで事態は思わぬ方向へと展開してゆく……。 シェイクスピアの作品中でもとくに人気の高い傑作戯曲を漫画化。

感想・レビュー・書評

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  • 漫画で読むのは邪道かな…と思い目を背けてたけれどなかなか原書を読む気にもなれず、、
    有名な作品ばかりだから、ある程度内容は知っておきたい気持ちがついに勝って、まんがで読破シリーズ一挙読み。
    まずは海外著者のものから手当たり次第。



    新潮文庫で過去に読んでいたためストーリーは理解したうえで。
    絵がイケメン。。

  • シャイロック踏んだり蹴ったりじゃん、なんでユダヤ人の金貸しというだけであんなに侮辱されなきゃいけないの?

    貸した金は返すもんだろ。
    最終的に、契約も法も無視されてる。
    改宗まで強制されるなんて。

    シャイロックは肉片を得る契約を結んだだけで、血はその過程で流れるだけに過ぎない。
    シャイロックは血を得ようとはしていない。

  • 不快.
    人に唾をかけてはならないと思う.
    ポーシャとネリッサとグラシアーノは下品な印象があって好きになれない.

    ユダヤ人の高利貸し・シャイロックは法の解釈によってヴェニスの国法,信用をhackした気になっているが,ポーシャ扮する法学者にやりかえされ,元金さえ戻らず,特赦との引き換えにキリスト教に改宗させられる.

    173頁で,ジェシカは,シャイロックがジェシカにあげた亡き妻の指輪,猿が欲しいからと代金がわりにしていたらしい,と町で噂の指輪を着けている.父・シャイロックに対しどのような感情を抱いているのだろうか.

    詳しくは https://note.com/hidenor/n/n4ef23e534842

    原作を未読のため,さしあたり評価なし

  • 最後の裁判のシーンの機転を利かせての逆転劇は爽快。あの指輪を渡してしまったのはちょっとハラハラした。

  • ヴェニスの商人とはアントーニオを示したもの。
    肉を1ポンド渡すという契約によって繰り広げられた論争についてのお話。シェークスピアがいかに頭がさえていたか分かる作品。

  • まんがで読破を読破するシリーズ。
    何気にこれで初ヴェニスの商人。
    シャイロックが悪人として描かれているけれど、ユダヤ人だからいけないのか、高利貸しだからいけないのか。奥が深いなと思うけど、そこがヨーロッパ文化の根底にはあるんだよな。

  • 名作のあらすじを知る上では重宝する。
    喜劇という事だが、キリスト教とユダヤ教、ユダヤ人差別、法律論、善と悪など様々なテーマが詰まった力作であったということが解る。

  • 日ごろ蔑まれているユダヤ人の商人が、とある男に対し敵対心と復讐心を燃やし、
    その男に金を貸す代わりに契約としてとんでもない証文を書かせたといった内容

    ユダヤ人金貸しのシャイロックは、ベニスの商人アントニオにのカネを貸した。
    ところが、頼みの貿易船が帰港せず、アントニオはカネを返済できなくなってしまう。

    2人が交わした契約書には、「もし期日までに返済できなければ、胸の肉1ポンドを切り取る」という文言。
    シャイロックはただちに裁判所に訴え、契約の実行を迫る。

    裁判所は契約どおりに肉を切り取る判決を下す。
    シャイロックはすぐさまナイフでアントニオの肉を取ろうとする。
    そのとき裁判官は「契約書にある通り肉は確かに切り取ってもよいが、一滴の血も流してはならぬ」と宣言する。

  • レビュー省略

  • ユダヤ人は、金貸しだから悪なのか?
    奴隷を買い召使を雇うキリスト教徒が善人であるという建前が気に入らない。
    法の裁きの方便、肉を削ってもよいが、血は流すな。か。
    今の国会の答弁みたいだな。
    人間言葉を持った時から騙し合いなのかな。

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著者プロフィール

1564-1616。イギリスの劇作家・詩人。悲劇喜劇史劇をふくむ36編の脚本と154編からなる14行詩(ソネット)を書いた。その作品の言語的豊かさ、演劇的世界観・人間像は現代においてもなお、魅力を放ち続けている。

「2019年 『ヘンリー五世 シェイクスピア全集30巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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