プロフェッショナル仕事の流儀 コミック版―「勝負」に挑む者たち

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制作 : NHK「プロフェッショナル」制作班 
  • イースト・プレス (2009年12月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781602639

プロフェッショナル仕事の流儀 コミック版―「勝負」に挑む者たちの感想・レビュー・書評

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  • 武豊、羽生善治、中澤佑二。

  • NHK番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」のコミック版。
    この本では、しのぎを削る勝負の世界でトップを走り続ける、3人の30代の人物に焦点を当てています。

    まずは将棋の羽生善治名人。この前『3月のライオン』を読んだところなので、興味津々です。
    棋士は、物静かに対戦している、ともすれば優雅な印象がありますが、実際には年に70対戦を行い、うち1/3が地方開催なのだとか。
    移動が多い仕事なんですね。
    マネジャーを持たず、すべて自分でスケジュール管理を行っている氏は、将棋をさしているだけが仕事ではなさそうです。

    30歳頃から知力が落ちて、以前のように暗記できなくなってくるため、手を読むのではなく、試合の流れを読む、大局観を身に着ける戦い方に変わったとのこと。
    9時間もの間、戦うこともあるという、頭脳だけでは勝ち抜くことはできない体力戦。
    相手との戦いのほかに、自分自身との戦いを繰り返しながら、名人の技を深めていくのは、相当な精神力も必要とされるでしょう。
    さまざまな面を鍛えた才能ある人だけが勝ち抜ける、最高に狭き門だと感じました

    二人目はサッカーの中澤佑二選手。
    今でこそマリノスの顔となる不動の存在ですが、本当に何もないところから始めたんだと知りました。
    人脈もコネもあてもないままにブラジル留学をし、帰国しても居場所がなく、母校の後輩たちに混ざって試合をしていたという彼。
    それが、実力によっていつしかJリーグの表舞台へと上がっていきます。

    才能だけでなく、運とタイミングに恵まれないと、日の目を見ることはない、ギャンブルのような世界で、見事に第一線を走り続ける彼。
    まさに「人事を尽くして天命を待つ」を地で行ってきた人だと思います。

    最後は競馬の武豊騎手。
    騎手はあぶみに足の親指のみしかかけないのだと知りました。
    相当不安定な体制で、試合に臨んでいるわけですね。

    また、馬に合わせてムチを変えたり、乗る馬の体重によって食事を抜いたりするそうです。
    喋れない馬と共に勝利を目指す騎手だからこそ、馬のために細部に至るまで気を配っているということがわかりました。

    「プロフェッショナルとは?」という問いへの、三人それぞれの答えが印象的でした。
    ・貫くこと、流されないこと
    ・揺らぎない人
    ・見る人を楽しませ、夢を持たせること

    勝負の世界は華やかな半面、想像を絶する厳しい世界だということを認識でき、その戦いの場にトップとして長年君臨し続けているプロ3名のすごさを知り改めて尊敬の念を抱きました。

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