日本書紀 (まんがで読破)

著者 :
  • イースト・プレス
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本棚登録 : 340
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781602776

感想・レビュー・書評

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  • 神々により日本の地域が誕生し、その後、神々の血統から天皇が生まれ、日本という国を治めていく。統治にはやはり宗教が利用され、仏教についても同様である。現代の日本では無宗教が6割を占め、3割が仏教信者であるが、仏教を取り入れたのは物部尾輿と対立する蘇我稲目である。世界的に見てもユダヤ教、キリスト教、イスラム教の宗教が国を形成や統治人利用されてることからも、宗教の教えというものは人を団結する力があることを改めて知る。

  • 何も知らない者にとっては、日本書紀が何なのかざっくり知ることができたので良かった。
    ただし絵が好みではなかった。。。
    『日本書紀とは天皇家の物語であり、太古の日本が成立していく様子を知るための貴重な資料なのである』

  • 神社などで触れる、日本の文化に対して、大人になってから恥ずかしくてなかなか人に聞けない内容が漫画で非常にわかりやすく紹介されていた。神道の勉強をする前にさっと読んでおくと理解が深まるように思う。

  • 2020.06

    今年はこのシリーズを読み進める。
    日本書紀は、古事記と同時期。
    国外向けの正史。

    ギリシャ神話もそうだけど、神々はよく争い殺し合いをしてる。
    この時期にまとめられた書物がそれを残す意味をもう少し考えたい。

  • 日本書紀の成立背景から、日本創生~天武天皇の時代までをざっと眺めることができる。古事記との違いについても少しだけ触れてくれている。

  • 日本書紀の概要をざっくり1時間くらいで知るには良いと思う。そんなに深みはないけれども。

  • 日本という国は、そして日本の天皇制は、いつどのように成立していったのだろうか?それらを示す伝承や記録などをもとに、日本創世の神話から続く天皇家の系譜と物語を日本の正史として記されたのが『日本書紀』である。飛鳥・奈良時代にまとめられ、実に1000年を越える昔からわが国の起源を伝えてきた歴史書を漫画化。

  • 日本という国は、そして日本の天皇制は、いつどのように成立していったのだろうか?
    それらを示す伝承や記録などをもとに、
    日本創世の神話から続く天皇家の系譜と物語を日本の正史として記されたのが『日本書紀』である。
    飛鳥・奈良時代にまとめられ、実に1000年を越える昔からわが国の起源を伝えてきた歴史書を漫画化。

    日本書紀は、日本紀とも呼ばれ、720年に勅修された日本の歴史書。いわゆる正史であって、神代から持統天皇までをその記述対象としています。

    総ては陰陽の理によって自動的に進行する。
    天の世界があり、そのスポークスマンとしてタカミムスビがいるけれど、
    その指令で世界が動いているのではない。
    天と地(葦原中国)とは基本的に対等である。
    葦原中国の主も、予め予定的に定められているのではなく、武力的に奪うのである。


    ■日本書紀は、
    白村江の大敗、2千人の唐軍の進駐と云う状況下、
    失われた我が国のアイデンティティを再構築するために、
    中国風の史書を作ることを目的としたものであり、原資料として多くのものを用いているが、
    王権にとって都合の悪いことを隠蔽すべく、意図的な取捨・改竄が随所に行われている。

    ■古事記は、
    語り部によって伝えられた「日嗣ぎ」の伝承を、
    忠実にほぼそのまま記述したもので、
    要は、大王家が歴代統治してゆくことの正当性を述べようとしたものである。

    書紀の方は,8世紀初頭,皇室権力の正当性を強調する為の,皇室中心の歴史書として編纂されました。
    その為,万世一系説を強調するものとも成っています。
    古事記と異なる点は,各地豪族に伝わる伝承も「一書(ある文)に曰く」という形で,複数の説を取り上げている点です。
    その点では,今日の科学的見地の芽生えをも感じさせます。

    古事記は,終始,代表的な一つの筋書きとして纏められています。
    「語り部」とされる稗田阿礼の口誦する所を,太安万侶が文字に書き起こしたとされています。
    この目的は,『三国志』に対する『三国史記』のように,
    国史を広める為に講談風に面白可笑しく纏めた物,今日で言う講談のネタ本のような役割を果たした物との説もあります。

  • レビュー省略

  • 古事記とだいぶ重なることがあるが、こちらは国の成り立ちと天皇家の話が中心。記録がほとんどない時代もあり、後世が都合よく書いている部分がないとは言えないが、これが天皇の権威を裏付けていることはたしか。

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