「論語」を生かす私の方法―渋沢栄一『論語講義』 (〈座右の名著〉シリーズ)
- イースト・プレス (2010年4月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (534ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781603438
感想・レビュー・書評
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図書館で借りた本。本の厚さはあるものの、中身は前半までは丁寧で良き言葉が多数ある。後半は前半のリフレインに近い内容だったから、こんなに厚くする必要は無かったのでは?と感じた。
渋沢栄一の生き様も孔子の教えと比較しながら語っているので興味深い。明治維新の人物がたくさん出る中で、木戸孝允や徳川慶喜や西郷隆盛を高評価していた。江藤新平は辛辣な感じ。
今後の人生の教えにしたい所は仁徳を備えた君子には積極的に近づき自分の徳性を養うよう心掛ける。全て物事は論より実行。実行の伴わない論は、どれほど筋道の通った論であっても役に立たない。知らざるを知らずとせよ。視・観・察の3点から人物鑑定、真正の性格が明瞭になる。渋沢流記憶力強化法は、毎夜の就寝前にその日あった出来事を全て思い起こす習慣づけ。人間の器は文・行・忠・信で菅原道真や水戸光圀、大倉喜八郎が備えていたと思われる。知・仁・勇を備えていたのはワシントン、徳川家康と思われる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
渋沢栄一の実際に体験した事を、論語の解釈で展開されるので、興味深い。
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【読書】最近何度も読み、尊敬の念を抱いている渋沢栄一の論語講義の解説した本。仕事のやり方、姿勢に留まらず、生きる姿勢にヒントを得る。
「子夏曰く、君子は信ぜられてしかるのちその民を労す。未だ信ぜられざれば、則ち以って己をやますとなすなり。信ぜられてしかるのちいさむ。未だ信ぜられざれば、則ち己を謗るなすなり」
部下を使う道は部下に信用されることが先決。誠意をもってすれば部下は必ず心服してついてくる。上司に仕えるみちは常日頃から誠心誠意をもって忠勤に励むこと。これができれば信用してもらえる。信用が得られないうちに進言すればそれがいかに正しくても誹謗ととらえられるかもしれない。 -
論語の本は、何冊か読んだが、1番読みやすく、現代の身に置き換えて読める。
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渋沢栄一という実務家の解釈を通すため、分かりやすい。