武士道―日本精神の「華」は、いかに鍛えられたか (座右の名著シリーズ) (〈座右の名著〉シリーズ)
- イースト・プレス (2010年5月1日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781603933
感想・レビュー・書評
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武士道の根幹をなす、「義」「勇」「仁」「礼」「誠」「名誉」「忠義」「克己」さらに「刀」「婦人の教育および地位」「大和魂」を、論理的に記述。
武士道を一言でいえば「責任を取ること」とあるが、その対象が国や主だけでなく、家族や同朋そして自分自身とすると、復古趣味や右翼保守的思考ではなく、現代にも通底する人間の普遍的「道」であるともいえると思う。
既に古臭い人間となってしまっているせいなのか、その精神がかすかに残っていたり、うなずけたりする部分もあったのは半面捨てたもんでもないということもできる。
新渡戸稲造のバックボーンにある博識には改めて感心。詳細をみるコメント0件をすべて表示