魂読者-ソウル・リーダー (アズ・ノベルズ)

著者 :
  • イースト・プレス
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本棚登録 : 57
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781604398

感想・レビュー・書評

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  • やっぱり椹野先生の作品はツボる。
    医療系学生とネクロマンサー系の融合とかもはや私のドストライクな気がする。
    医療事故から悪魔と契約して心が読めるようになったが医者を辞めてソウル・リーダーとしてバーの一角で客商売する攻めと、理学療法士の専門学校でひたすら頑張る受けと。
    バーのマスターもいい人で、バイトを紹介してくれた友達もいい人で、何気に悪魔が面白くてぐいぐい引き込まれて読んでしまった。

    人との心の接触を絶った攻めが、受けの一生懸命さに次第に心が解かされかけて。
    でも自分に関わり未来を暗くさせてくなくて拒絶するため葛藤したり。
    元来持っているまっとうな医師の情熱が見え隠れしたりとても色濃い人物描写です。
    終わりで「僕を生きる理由にして」と心だけじゃなく身体で一つになりたいという受けを愛する攻めはやっぱり命を大切にするちゃんとした医師なんだなぁと。
    読めば読むほど深い設定や描写だと思います。
    続きがありそうだけど、先生はいろんな作品を同時進行してるからいつなのかしら。。。。
    楽しみです!

  • 表紙絵と、タロットカードや心の声という帯のアオリからホラー系かと思ったら、理学療法士を目指す医療系専門学校の学生・湖が自分の夢に向かって一生懸命という地に足の着いたお話だった。でも、神崎の秘密あたりからダークファンタジーチックな設定が出てきてちょっとビックリw終盤のBL展開は早急な印象だけど、湖が神崎の生きる希望となるためだと思えば納得かも。私のお気に入りは悪魔のネビロス♪胡散臭いキャラなのに呼ばれて出てきちゃうのも可愛いし、カプのHをデバガメとか笑えるwこれからもネビロスがいっぱい出てくるといいな!w

  • 最初の頃、恋愛の片鱗が全くなくて、この二人が本当に恋愛関係に至るのかどうか、読みながら心配してたんですけど、どうにかなりました(笑)でも全体的に、恋愛が主体ではなく、神崎の特殊な能力や悪魔がメインな印象が。二人の関係もなんだか『妖僕』的というか…甘さが足りない(苦笑)でもこういうお話は嫌いじゃないので良かったです。あとがきに、ラノベっぽいとあって、確かに!と思った(笑)まだお話は続くようなので、次はぜひラブ大増量に期待wネビロスさんが謎すぎなのも気になる。

  • [ソウルリーダー×医学生]

    一瞬、人外モノかと思ったがそうじゃなかった。
    面白いというほどではなかったが、いっきに読めました。
    絵が好みじゃないかな。
    続編があるらしいので、そちらに期待。

    ☆あらすじ☆
    医療系の専門学校に通う湖は、料理の腕を買われ、小さなバーでバイトをすることに…。店の奥にはタロットカードを操る一人の男がいた―闇に溶け込むようなその男、神崎は占い師ではなく、相手の魂を読むソウル・リーダーだという。謎に満ちた神崎がなぜか気になって仕方がない湖…ある晩、店を休んだ神崎の様子を見にいって、とんでもない彼の秘密を知り…。

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著者プロフィール

作家。監察医。講談社ホワイトハート「人買奇談」にてデビュー。代表作は「鬼籍通覧」シリーズ、「奇談」シリーズ(講談社)、「最後の晩ごはん」(KADOKAWA)、「時をかける眼鏡」(集英社)など多数。

「2023年 『妖魔と下僕の契約条件 5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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