大人たちはなぜ、子どもの殺意に気づかなかったか?

著者 :
  • イースト・プレス
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本棚登録 : 103
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781605043

感想・レビュー・書評

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  • 発達障害に悩んでいるため、発達障害というワードを使ったこの本を手に取りました。

    この本を読んで以来妙なモヤつきが消えません。自分も下手すればこうなる可能性があるのか?という疑問に頭を巡らす一方、誇張表現もあるのでは?実際事件が起こるまでの物語は筆者が事件の概要を見て筋が通るように作られた創作では?じゃあこの本はなんなのだ?とよろしくない方向に頭が働いてしまいます。
    この本を読んで何を得られたか。正直嫌な気持ちだけというのが答えです。

    単純に読みやすい本だなあという感想もありますが、もしかすると普段本を読まない私のような人間が、目を引くタイトルに惹かれ読んでいくうちに印象操作をされるかもしれないというのもあります。悪い妄想かもしれませんが。

    発達障害の可能性があるなら療養して!こうなるまえに!!そんな強いメッセージは伝わります。

    筆者の発禁本についての弁明もありますが、ただの言い訳にしか見えず、このような発言(?)を書き込む筆者なら、発達障害=犯罪者予備軍 という悪いイメージにしてしまうのも無理はないなと思いました。

著者プロフィール

ジャーナリスト・ノンフィクション作家。日本発達障害システム学会員。地方局アナウンサーからブルームバーグL.P.でファイナンシャル・ニュース・デスクを務め、独立。著書『少年A矯正2500日全記録』(文春文庫)など。

「2018年 『となりの少年少女A 理不尽な殺意の真相』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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