平家物語 (まんがで読破 MD110)

  • イースト・プレス
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781607863

作品紹介・あらすじ

平安時代末期。平氏の棟梁・清盛の太政大臣任命を機に、武家から貴族へと勢いを強めはじめる平家。しかし、清盛の台頭を面白く思わない後白河法皇をはじめ、朝廷の院政勢力による反平家の波が起こりはじめる…。平安貴族と武士たちの栄華から滅亡までを描くことで、日本独自の風情をかもしだす、軍記物語の傑作を漫画化。

感想・レビュー・書評

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  • まんがで読破シリーズの中で一番おもしろく読み応えがあった。流れもわかりやすい。他の本などで平家物語ものはいくつか読んでるけど、元の本は読んだことないし、知らないエピソードがいくつかあって、知れてよかった。

    ・俊寛たちが流された鬼界ヶ島は硫黄島らしい
    ・平重衡(清盛の五男)は奈良を攻めた時に民家に火をつけたが、予想以上に火が広がって東大寺も興福寺も燃えてしまった。死者3500
    ・木曾義仲は天下を取れば天皇になれると思っていた。上皇と法皇の区別もつかなかった。
    ・木曾義仲は頼朝が攻めてくるので、西国に逃げた平氏と手を組もうもしたが断られた
    ・那須与一は扇子を射った後、踊り出した平家の武士を射殺した

    後白河はどの本で読んでも狡猾

  • 盛者必衰の理。それは栄華を誇った平家に留まらない。
    保元の乱で天下を取った後白河院。摂関家の藤原氏。平家を都落ちさせ、一時大将軍に上り詰めた義仲。平家を滅ぼした義経。誰もが一時の絶頂を味わい、そして転落していく。残った頼朝もこの後すぐに将軍家が絶える。
    果たして歴史の勝者は誰なのか。この物語を読んでもそれはわからないままである。勧善懲悪ではない諸行無常に満ちた軍記物語が語り掛けて来るのは全てがただ一時の夢となる人々の栄枯盛衰の流転。
    何とも言えないもの悲しさだけが読了後に残った。

  • 平家物語をざっと。ざっとすぎて感情移入できないが、人間関係やことの流れはわかる。基本知識を短時間で得るためにはよいかと。 。

  • レビュー省略

  • まんがで読破を読破するシリーズ。
    「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。学生の頃に古文の授業で読んだ記憶がある平家物語。冒頭の文章は暗記していた気が。あとはクライマックスの「さりとて良き敵か、今は自害せん」とかも覚えている。
    このシリーズにしては珍しく、ちょっと太めにして、まさしく平家の歴史を端折らずにまとめたのかな。
    がっつりとまんが日本の歴史を読んだ気分になりました。

  • 漫画だから仕方ないけど色々省きすぎ。

  • とりあえず登場人物多過ぎる
    まあ元はもっと多いんだろうけど
    古典は一日で読むもんじゃないな、と

  • 平家物語の、だいたいがわかる。だいたいというのは、元が大作なのと、メインが戦乱だから、ひたすら首が切られたりしてて、それがちょっとしんどい。

  • おすすめ度:90点

    複雑なあらすじである平家物語をとてもわかり易く伝えてくれる好著。あれだけの栄華を誇った平家がまたたくまに衰退していく哀しさも伝わってくる。それぞれの人物の置かれた立場もうまく表現されており、また、それぞれの戦についても、どのような展開となったかが理解できる。
    願わくば、冒頭の「主な登場人物」をもっと細かい系図として、より多くの人物を掲載して欲しかった。登場人物が似たような名前で、かつ、血筋も複雑なので、何度も見返す必要があった。

  • 昔の人の名前は似たり寄ったりだし、家族が多いから誰が誰だか混乱して頭に入らない。

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