- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781608990
感想・レビュー・書評
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この疾患は改めて周囲の理解が大事なのだなぁと思う。相方さんは本当に素晴らしいなと思った。最後のあとがき「社会の偏見は根深く、なかなかなくならない。だけど、ぼくは、偏見がなくなることを期待するより、自分がどう生きるかが大事だと考えてるんだ」が心に残った。
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統合失調症を少しでも知ってもらうのに多くの人に読んでもらいたい。ここまで書くのはさぞ辛かったろうと想像できたが、ほんとうに吐きながら紡ぎあげたらしい。感謝の気持ちでいっぱいになった。
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よかった。
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ほぼ同年代の芸人さん。テレビに出ていたあの頃よりずうっと前からだったとは・・・。
あとがき、本当に今の気持ちなんだろうな、と感じます。
応援し続けよう。 -
2022/10/22
いい本。ほんとにいい本。娘が挫けてしまったとき渡してあげよう。がんばらなくてもいい、がんばってもいい。とりあえず食べて生きていよう。 -
太田光が「(漫才の)ツッコミというのは優しさなんです」と言っていたけれど、この本の松本キックを見るとまさにそうだな。
ハウス加賀谷が統合失調症に打ち勝って再び「松本ハウス」として舞台に立つまでの話だから松本キックについては必要最低限しか書かれてないけれど、松本キックもなかなか大変だったと思う。もちろんハウス加賀谷はもっとしんどかったと思うけれど。
そして、一瞬だけでてくるリリー・フランキーがカッコよくて痺れた。
「簡単なことはするな。それはつまらないから、俺もしない」というのは端的で本当に優しい言葉だと思う。 -
そう「である」ものがそう「でない」ものに対して経験や世界観を提示する。本を読む醍醐味とはつまりはそういうところに集約されると思うのだが、その点においてよく書けている。書き手が芸人であるからこそ自分のことを突き放して描写できている部分もある(病状によって薬の量を減らしたり増やしたりしているところとか)し、描写“せねばならない”ところの取捨も実に正確だと読んだ。
統合失調症でない者が読んで”わかった気になる”いいテキストだ。 -
相方との掛け合いが面白い
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松本ハウス好きだったので、コンビ解消を知らなかったので、活動が見なくなって心配していた。そしてTVであんなに活躍してた加賀谷さんに、こういう事情があったのも、本で初めて知った。そして、予想以上に病状が重いなか、芸能活動を続け、視聴者やキックさんにもそれを悟らせなかった・・・。病状や回復に至るまでの様子は、本でじっくりと。すごくわかりやすいし、飽きさせない作り・構成をしているのも好感です。
おかえりなさい、松本ハウス。