- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781611334
作品紹介・あらすじ
小西得郎から桑田真澄まで、歴代解説者の名言・名解説オンパレード。野球中継が100倍楽しくなる。
感想・レビュー・書評
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著者は“野球の記録で話したい”というブログを開設するライターだそうです。“草創期のプロ野球解説者たち”、“「プロ野球ニュース」が変えた野球解説者”、“大リーグ放送が始まり、野球解説の視野が広がり、深まった”、“新時代のプロ野球解説者たち”、プロ野球解説者の「現場」”、“「私は解説者に育てていただきました」”の6章で構成されています。それぞれの時代の解説者の解説ぶりについて書かれ、それなりの楽しさ。
私が好きだったのは、鶴岡一人氏の話です。解説者になるときに鶴岡氏が立てた方針は3つ。「結果論は言わない」、「批評とは人を励ますことである」、「チームの財産である選手を傷つけない」。そんな鶴岡氏ではありますが、愛弟子だった広瀬叔功選手が出場する試合を解説した折りに、理解不能な守備位置を取っていた広瀬選手を見て、「広瀬は何をしとるんでしょうね、あんなところを守って」と、つい言ってしまったのだそうな。
野茂英雄と古田敦也のダブル解説のさいの、あんたら茶の間で観とるんかい!と思わずツッコミを入れたくなりそうな会話も可笑しいし、もちろん福本豊の「タコ焼きみたいやな」の話も。このタコ焼き解説をリアルタイムで聞いていた私としては、なかば飽き飽き。だって、もっとおもろい福本の解説、いっぱいあるもん。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2016/8/1読了。
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最近久しぶりにプロ野球ニュースを見て、関根さんがまだ現役なのにビックリ!昔からおじいちゃんだったけど、ものすごくおじいさんになっていた。スーツもダボダボで。でもハキハキしたトークは健在でした。そんな懐かしの解説者のことが沢山出てきて、あんまり中継みることなくなった(もっぱらパ・リーグTVか一球速報)けど、来シーズンが早くも楽しみになりました。読了日 2015.11
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インターネット中継のパリーグTVを通して、GAORAのアナウンサーの中継を聞いていると、メジャーのことなどかなり勉強しているのがわかる。たまにしか中継しない地上波だから、仕方がないのだろうが、札幌のNHKのアナウンサーが明らかなファールを「打ったー」と興奮気味に場違いな声を聞いて、鼻白んだのとは対照的。解説もそうだが、アナウンサーの質も問われるべきではないだろうか。
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大リーグ中継の舞台裏が分かったのは収穫。でも物足りないな。
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昨今はプロ野球中継(とくにナイター)の地上波放送が少なくなってますが、個性豊かな解説者の名調子にはなんとも味わい深いものがあります。
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野球中継の歴史も交えつつ、新旧さまざまな解説者を解説。なつかしい話もあるし、各解説者についての見方も概ね共感できる。
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解説者に注目したのは良い試み