モルグ街の殺人 (まんがで読破 MD132) (まんがで読破 132)
- イースト・プレス (2014年10月10日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781612577
作品紹介・あらすじ
シャーロック・ホームズも、エルキュール・ポアロも、金田一耕助も、 彼がいなけば、生まれていなかったかもしれない。 世界で最初の名探偵──その名はC・オーギュスト・デュパン。 花の都パリで起きた奇怪な密室殺人の謎は、この男の手にゆだねられた! 19世紀末フランスの独特の雰囲気とともに、“世界初の探偵小説”を待望のコミック化。 さらに、フランス政府を揺るがす機密文書の行方をデュパンが追う続編「盗まれた手紙」も収録!
感想・レビュー・書評
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エドガー・アラン・ポーの原作を一切読んだことがなくても、本書を読むと興味がわいてくる。そんな人も多いと思えた。そういう意味でも「成功している」と評価していい気がした。
物語もシンプルにおもしろい。作画もピッタリという感じで、いわゆる『変人だけど頭脳明晰』な感じがよく表現されている。きっとあなたも、すぐにデュパンのファンになる。
2つのエピソードが楽しめる内容だが、ひとつのエピソードは15分程度でサクっと読み終えることができるため、通勤などの隙間時間にちょうどいい。しかも、解決していく過程に学ぶべきところもあってきちんと推理モノの気持ちよさを感じさせてくれる。
推理小説に興味がない人間にこそぜひ読んでもらいたい一冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
エドガー・アラン・ポーの名作を、漫画で追えた便利な一冊。
原作も読んでみたくなった。推理ものが読みたくなる時もある。そんな時の選択肢の一つ。 -
絵もキャラクターも、うまい!
雰囲気がよく出ている。 -
コナンよりおもしろいぞ。
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まんがで読破を読破するシリーズ。
このシリーズの前作シャーロックホームズでデュパンが触れられているなと思ったら、同月発行の自作がデュパンでした。
江戸川乱歩が名前をとったのがエドガー・アラン・ポーだっていうのは知っていたけれど、作品に触れるのはこれが最初。
「世界最初の推理小説」だというけれど、スケールが違いますね。
ちなみに、地元の区立図書館でこのまんがで読破を見つけて順番に読んでいましたが、蔵書になっているのはこの巻まで。この後も発刊されていますが、Kindleか何かで読むことにします。 -
レビュー省略
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全体的に人物の描写がひどい。
モルグ街の殺人は、不幸な事故であった。
人と同じように、動物の思考?を追い求めることで、解決した。
盗まれた手紙
木は森のなかに隠すとあるが、隠し者を、あえて隠さないという精神的には難しいことだ。 -
なんというか、オチが奇抜。
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古典中の古典。漫画になっても面白いのは、名作たるゆえん。
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推理小説の元祖であり密室殺人の元祖でもある【モルグ街の殺人】。正直推理小説としては色々と難がありますが、演出はなかなか凝っていると思いました。
【盗まれた手紙】は、「あいつなら何処に隠すか」という推理は強引な気がしましたが、物語の世界観は楽しめました。
絵柄は好みではなかったものの、怖い雰囲気や犯人の狂気など、描写はしっかりしていると思いました。