コーラン (まんがで読破 MD133) (まんがで読破 133)

著者 : Teamバンミカス

• イースト・プレス (2014年12月5日発売)

作品紹介・あらすじ

イスラームを信じる人々の信仰と生活との基盤が、『コーラン』(クルアーン)である。ともすれば「男尊女卑」「暴力の容認」というゆがんだイメージが先行しがちだが、実際の彼らはどんな教えを信じ、何を考えているのだろうか。"イスラームという生き方"の基盤が示された、唯一無二の聖典を漫画化。

感想・レビュー・書評

[つくゑ堂さんの感想 · 2022年11月29日]

コーランと言うよりは、ムハンマドの生涯と言う内容でした。
コーランを真面目に知りたい人には、ちょっと物足りないのでは…と感じました。
でも、見やすい画で、勉強にはなりました。

[morizo1000さんの感想 · 2022年10月19日]

2022/10/18
クルアーンは韻律のある詩でありアラビア語で朗読しなおと本当の意味で詠んだとは言えない。イスラム教のアラビア世界での布教にはその美しい言葉が大きな効果を発揮した。
イスラム教はムハンマドの親せきでアラビア世界には珍しいキリスト教徒の影響を受けている。そのため旧約聖書と新約聖書も啓典と認め、ユダヤ教の預言者とイエスをアラーが遣わした使徒と認め、その奇跡の物語を受け継いでいる。ユダヤとイエスの神も同じアラーであると認識しており、ユダヤ教徒とキリスト教徒は啓典の民であると位置づけられている。しかし、イエスはあくまで人で使徒の一人でありアラーではなく、またムハンマドも最後にして最大の預言者であるが神格化していない。教理もユダヤ教・キリスト教と似通っており、世界を作った唯一神がおり、週末の日には全員が蘇り審判がくだされ、神を信じ善行を重ねたものだけが天国に行けるというもの。
ムハンマドの奇跡はクルアーンにも少ないが、その美しい詩的な聖典と世俗君主としても優れた統治による社会的正義の実現によってイスラームは中近東を席巻した。
イブラーヒームがイサクを犠牲にしようとした際には悪魔が現れ誘惑しようとしたといったアレンジがある。またユダヤの神が嫉妬深い神であるとしたが、イスラームの神は慈悲深い神である。
マッカからメディナにヒジュラし、ウンマを作り上げ自身が描く社会正義を実現したムハンマドは、その後マッカを征服してその版図を広げていった。

[徳島文理大学 徳島キャンパス附属図書館さんの感想 · 2022年6月20日]

【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/772615

[pajamafishさんの感想 · 2021年10月9日]

コーランについてざっと知ることができた。
マンガなので読みやすい。

[気ままな風さんの感想 · 2021年9月5日]

絵柄がいまいち好きになれない…。

[やどかりさんの感想 · 2021年6月6日]

ざっとイスラム教のことがわかった。つもりになった。
ムハンマド、シーア派、メディナ、あたりの意味がわかった。

[西亮祐さんの感想 · 2021年2月8日]

ざっくりとコーランの内容を知った。ギャグがあまり面白くなかった。コーランの内容が網羅されているのか疑問に思った。

[ゆる薬剤師カシオペイアさんの感想 · 2021年1月1日]

宗教の力が弱まっていると言われて久しい昨今。その中にあって影響力を強めているといわれるのが、イスラームの教えらしい。
という話を聞いたので、入門書として読んでみたのが本書である。

アラビア半島の歴史的背景からイスラームの教えにどうつながったのか、までが大まかに掴める一冊になっている。多少、このシリーズの中では分厚いので読み終わるのに時間はかかった。しかし、入門用としてイスラームへの関心を高めるには十分すぎるほどよく出来ているのではないかと感じた。

日本では、メディアの影響などもあって、どうしてもイスラムと聴くと「テロ行為」などの暴力的事件が浮かんできたりしてしまう人も多いと思う。
しかしそれはあからさまな偏見であり、多様性やグローバル化が進むこの時代にあっては、その認識は損でしかないように思う。

漫画という形で気楽に手に取れる、ぜひ一読してもらいたい一冊。

[Ctenolepisma villosaさんの感想 · 2019年11月17日]

入門編としてはありがたい、漫画。
ざっくり要約されているので、これを手がかりに次なる本を選びたいです。

[あぶ（＠creaaaaate）さんの感想 · 2018年10月14日]

イスラム教の聖典、『コーラン』(クルアーン)。イスラームを信じる人々は何を信じ、生活の基盤としているのか、漫画でわかりやすく紹介する。

第1章 ムハンマドの生涯
第2章 六信五行
第3章 天使
第4章 啓典・使徒
第5章 来世・最後の審判
第6章 天国と地獄
第7章 定命
第8章 信仰告白
第9章 礼拝
第10章 喜捨
第11章 断食
第12章 巡礼
第13章 マッカで布教を開始する
第14章 社会革命
第15章 夜の旅・昇天の旅
第16章 マディーナへの移住
第17章 移住後の共同体建設
第18章 イスラーム法(シャリーア)
第19章 ジハード
第20章 マッカ征服