経済用語 悪魔の辞典 ニュースに惑わされる前に論破しておきたい55の言葉

著者 :
  • イースト・プレス
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本棚登録 : 78
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781613666

作品紹介・あらすじ

真実は毒舌の中にある。

『TVタックル』(テレビ朝日)、『スッキリ!! 』(日本テレビ)で注目の経済評論家が、「反日日本人」に立ち向かい、「ウソをウソと見抜く」ための教養を徹底解説する。

論破率100%につき取扱注意!

【目次】
●経済編
アベノミクス/AIIB/円高/経済戦争/ケインズ/国土強靭化/財政再建/自由貿易/食糧自給率/新自由主義/増税/TPP/日本銀行/ピケティ/リフレ派 ほか
●ビジネス編
キャリアアップ/婚活/創造的破壊/ゾンビ企業/独立開業/年金/ブラック企業/マクドナルド/リスク ほか
●歴史編
いわゆるイスラム国/グローバリズム/コミンテルン/帝国主義/ナショナリズム ほか
●政治・社会編
安保法制/自由民主党/審議会/反原発/民主党 ほか

感想・レビュー・書評

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  • ふざけた内容を期待したが、マトモな内容。

  • 本家『悪魔の辞典』の経済用語バージョンを上念氏が皮肉交じりに紹介するというもの。皮肉たっぷりな内容だが考え方が偏重している感も否めず、個人的には大体の考えは上念氏に同意なのだが上念氏の考え方が行き過ぎていおり、「確かにそうかもしれんけど、必ずしもそうだって訳じゃないよね…?」と思わされることも多々あった。とはいえ、経済用語の説明に関してはしっかりされてて勉強になる面も多かった作品。

  • レフレーションとガンダムとエヴァの話が面白い上念さんの著作

    かなりバイアスがかった物言いは
    気にならずスイスイと読み進めることができた

    リフレ派ゆえか、
    アベノミクスの第1の矢は肯定・推奨のスタンスで、
    一方で、
    第2の矢 財政出動には 懐疑的というか限定的肯定
    ニューディールしても 有限のリソースを喰うから
    その分 民間の誰かがリソース得られなくて停滞すると。
    過度な公共工事は禁物

    で、第3の矢は、
    競争促進はいいとして
    成長産業へ投資育成は
    もう後向きで否定的

    商売やったとこない役人が、
    インキュベーターやれるはずない!の主張には
    ただただ同意

    ベンチャーファンドにおける「あるある」
    経営したことないのに、
    ターンアラウンドしたことないのに、
    デューデリやって投資失敗する あるある

  • 悪魔の辞典は(読んだことないけど)もっとユーモアに富んだものだと思っている。
    本書はユーモアがなく、ただ単に筆者と意見を異にする人を辛辣な言葉で皮肉するだけの内容になっている。
    筆者の意見が正しいかどうかは置いておいて、読者をクスリとさせるのではなく、相手を貶めることにしか意識がいっていないと思える点で、この本のタイトルから期待するものとは程遠かった。

  • アンブローズ・ビアスの「悪魔の辞典」に似せた、現代人のためのウィットに富んだ用語集です。時折笑える記述もありました。

  • 発想はおもしろいし「現代社会の問題を客観的に皮肉る」内容だったらよかったのだが、そこは著者がリフレ派・右派の上念氏であることが足かせとなっている。本書が掲げるテーマのキモはあらゆる問題に対して「人事の立場で皮肉る」ことにあるのだが、著者は明らかに一方の側に立って、時点という形式を用いて反対の立場を批判しているので、本来持っていた本書のポテンシャルをつぶしているのだ。用語の選び方も「似非ケインジアン」「レントシーキング」など、あまり一般的とはいえない用語が混じっているのもあまりよくない点だった。

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著者プロフィール

経済評論家。1969年、東京都生まれ。中央大学法学部法律学科卒業。在学中は1901年創立の弁論部・辞達学会に所属。日本長期信用銀行、臨海セミナーを経て独立。2007年、経済評論家・勝間和代と株式会社「監査と分析」を設立。取締役・共同事業パートナーに就任(現在は代表取締役)。2010年、米国イェール大学経済学部の浜田宏一教授に師事し、薫陶を受ける。金融、財政、外交、防衛問題に精通し、積極的な評論、著述活動を展開している。著書に『財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済』(講談社+α新書)、『タダより高いものはない』『経済用語 悪魔の辞典』(イースト・プレス)、『官僚と新聞・テレビが伝えないじつは完全復活している日本経済』(SB新書)、『日本を亡ぼす岩盤規制』『経済で読み解く日本史(全5巻)』(飛鳥新社)などがある。2013年12月より毎月、八重洲・イブニング・ラボ(https://y-e-lab.cd-pf.net/home)の主任研究員として講演活動を行っている。

「2019年 『大手メディアがなぜか触れない 日本共産党と野党の大問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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