- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781614519
作品紹介・あらすじ
ナポリタン、バタートースト、クリームソーダ……
昭和の博物館である純喫茶には、子どもも大人も大好きな、ノスタルジックなメニューたちが今もなお並んでいます。
いつでも同じ味が食べられるチェーン店とは違い、個人経営のマスターが作る料理には、譲れないこだわりや、お客様への想いがたっぷりとこめられているのが魅力。
しかし、後継者のいない純喫茶の多くは、時とともに閉店の道を辿ります。
純喫茶のメニューとは、懐かしい思い出の味であり、いま、ここでしか味わえない貴重な一皿でもあるのです。
本書では、純喫茶を巡って十数年、訪ねたお店は全国1600軒以上の著者が厳選した
「いま食べておきたい純喫茶の味」を全国57店紹介します。
定番の真っ赤なナポリタンから、昭和を感じるゴージャスな盛り付けのフルーツパフェまで、
愛され続ける名店の一皿をご堪能ください。
さらに、いくつかのお店については、貴重なレシピも掲載しました。
「読んで」「訪ねて」「作って」楽しめる、純喫茶グルメの決定版です。
感想・レビュー・書評
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ナポリタン、バタートースト、クリームソーダ……
昭和の博物館である純喫茶には、子どもも大人も大好きな、ノスタルジックなメニューたちが今もなお並んでいます。
いつでも同じ味が食べられるチェーン店とは違い、個人経営のマスターが作る料理には、譲れないこだわりや、お客様への想いがたっぷりとこめられているのが魅力。
しかし、後継者のいない純喫茶の多くは、時とともに閉店の道を辿ります。
純喫茶のメニューとは、懐かしい思い出の味であり、いま、ここでしか味わえない貴重な一皿でもあるのです。
本書では、純喫茶を巡って十数年、訪ねたお店は全国1600軒以上の著者が厳選した
「いま食べておきたい純喫茶の味」を全国57店紹介します。
定番の真っ赤なナポリタンから、昭和を感じるゴージャスな盛り付けのフルーツパフェまで、
愛され続ける名店の一皿をご堪能ください。
さらに、いくつかのお店については、貴重なレシピも掲載しました。
「読んで」「訪ねて」「作って」楽しめる、純喫茶グルメの決定版です。
行ったことがあるのは2店舗のみ。まだまだ探求しがいがありそう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
都内でいろんなところに行ったなぁと思いつつ、それ以上にいってない美味しそうなお店がたくさんありました。天気のいいお休みの日が楽しみになりますね
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コロナ禍が落ち着いたら出かけたい
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10/1はコーヒーの日
コーヒーとともに味わいたい味。
純喫茶57店舗分収録。ページをめくるたびに幸せな気持ちになれそうです。 -
行きたい喫茶店が増えてしまって困る。
こういうお店が長く続きますように。 -
純喫茶のあの味と聞いて思い浮かぶのは、個人的にはクリームソーダ、ナポリタン、オムライス、パフェ、手立てのコーヒーを思い出す。作中の喫茶店のメニューはどれも美味しそうで、特にのりトーストが気になるなと感じる。作り方も掲載されていたので今度作ってみようかと思う。純喫茶のムーディーな雰囲気と昭和レトロ感は、今のカフェとは違う、落ち着きと重厚感、風情がある。カフェに押されたり、近所の純喫茶はマスターの高齢化で閉めてしまうなど、減ってきているようであるが、純喫茶の雰囲気は絶えることなく受け継いで欲しいと感じた。
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この本の中で、知ってるお店は、さぼうるとアンヂェラスくらいだったけれど。
純喫茶…。
苦いコーヒーしかないお店。
子供の頃、連れて行かれて食べたのは、コーヒーゼリーだけ。パフェもカレーもサンドイッチもあったのに、なぜ食べなかったのだろう。
それなのに。
本書のメニューを写真で見るとどれも知っていると感じる佇まい。苦いコーヒーも今なら、とても美味しいと感じる。大人になって味わったら、すごくきっと美味しいだろう。
ここにあるのは、日曜日にコーヒーを飲みに出かけた祖父が、銀のナイフとフォークで美味しそうに食べていた、朝食代わりのホットケーキ。
難しい英文タイプを打ちながら、これが終わったら
と楽しみにしていたプリンアラモード。
どこかで覚えて、祖母に作らせていた、毎日のお弁当用のサンドイッチ。
店は違うのだけれど、祖父が
「おじいちゃんは、いつもこんなのばかり食べるんだよ。子供のようだろう。」
コーヒーをおかわりしながら言っていたものばかり。お店や食べ物の顔つきが似ているのだ。
この本を読んで
「あ、おじいちゃんは純喫茶でお茶をすることが
多かったんだ…。」
と思い当たる。
それはおそらく、仕事の打ち合わせであり、休日の一人で楽しむコーヒータイムであり…。
私は、病院の帰りに寄る、中野の喫茶店のジャムトーストと、時折、一緒に出かけると疲れた母が、休む店を探しあぐねて入るコーヒー専門店のゼリーが思い出の味だけれど。
カフェとか、スタバとは違う、喫茶店という文化がきちんとあって、それぞれが違う場面で現れてくるのに、私の記憶に残っているのだと思い当たる。
思えば、洒落たカフエよりも、丁寧に手をかけられた喫茶店の、素朴で、でもハイカラな…そういう食べ物を、祖父も母も選んでいたのだろう。
どのお店のメニューも、この本をおやつにコーヒーを飲むと、それだけで気が済みそうな楽しさだし、エッセイも巻末の寄稿も、滋味がある。
なんとなく入りにくそうな気がする純喫茶だけれど、訪う人がいなくなれば灯が消える。
まだ営業をしておられるうちに、あまりにも美味しそうで…という理由で、訪ねてみたいものだ。 -
神宮前 cafe香咲 ホットケーキ 食べたい
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全国1600軒の純喫茶から、
著者おすすめの逸品が味わえる店を厳選。
店の紹介とマスターやママの話、
その店を代表する逸品メニューの紹介で構成されている。
レシピの紹介やコラムも楽しい。
そして本の作りにも著者のこだわりが・・・。
ほんの少しセピア色がかった紙に、
ノスタルジックな感じの写真。
各章の扉はメニュー表を模した描き方。
行ってみたい感、味わってみたい感を掻き立ててくれます。
ただ、厳しいことを言えば、
その他のおすすめ紹介と隣の写真(小さいの)が一部違う、
記事の重複が、ちと気になりました。