- Amazon.co.jp ・マンガ (172ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781615110
作品紹介・あらすじ
「生きるために 全力で走れ」
馬よりも勇ましく、人よりも誇り高い、美しき異形「人馬」──。
新鋭・墨佳遼が圧倒的な世界観で描く、驚異のデビュー作。
古来よりこの国に住まう、半人半馬の種族「人馬(じんば)」。
時は戦国。人は彼らを「戦の道具」と見なし、その尊厳を奪った。
「赤毛の岩虎」の異名を持つ雄々しき人馬・松風は、
捕らわれんとする息子を庇い、縄にかかる。
人馬を売買する領主のもとへ、松風を引き連れる隊列……
その中に、人間に使役される俊足の人馬・小雲雀の姿があった。
この出会いが、ふたりの運命を大きく動かしていく――
感想・レビュー・書評
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webで読んでたけど、これは紙で置いておきたいなあって。迫力とスピード感。
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作者は恐らく人外フェチなのだと思われる…私には人外フェチの要素はないのだが、人間の亜種として「人馬」が在る、亜種に対して人はここまで残酷になれると言う意味では『東京喰種』の世界観と共通するものがある。山岳の人馬、体躯が頑強、野生が強い。平地の人馬、細身で足が速く、戦に使い良い、狩り易いと言う事で人間に狩られ、使役化(家畜と言うより)し易い。山岳の強い個体である松風と、6歳の頃から人に使役されている美貌の人馬・小雲雀。同じ言語を解す存在に、こうも残酷になれるのか、人間は…武術に長けると「腕」が残されて戦力として重宝し、戦力外は腕を「去勢」してしまう…なんたる残酷さ。耐え抜き、生き延びた駿馬の子雲雀が、野生で生きて来た松風に色々教わる姿がいじらしい…飼い殺しとは正にこの事だ。
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(裏表紙の解説より)―古来よりこの国に住まう、半人半馬の種族「人馬」。
時は戦国。人は彼らを戦の道具と見なし、その尊厳を奪った。
― 主人公の松風が迫力の登場をした時はこの力強いタッチで全編描かれるのかな?と少し構えましたが、行動を共にする事になる人馬、小雲雀が予想外にも早々にコメディの表情を出したので読み手側もほぐれる。
物語とキャラクターの設定も興味をそそりますが、とにかくデッサンが安定しており馬好きな私としては安心して読めました。馬体のバランス難しい上、人体プラスですからね…。
ごっつい松風とスマートな小雲雀の対照的な絵も好きだなぁ。くるくる変わる表情可愛い…。
今後この二人が人間に使役される人馬とどう渡り合うのか気になります。
これはまた嬉しい漫画に出会ったぞ。
追記:作者の方の経歴見たらばデザイナーされてたり、個展されていたり。そりゃ巧いはずです…。
Instagramにあげてある絵が好み過ぎてずっと閲覧してて止まらんです。何てこった!この漫画で知ることが出来て良かったー‼(エロかったりグロかったりな絵も有ります) -
これは、久々に衝撃的に好きすぎる漫画だった、、、!
一気に最終巻まで読み切ってしまった。
半人半獣の人馬という存在も驚いたけど、初っ端からかなり残酷だし、差別の内容がエグすぎる。
半獣である人馬は人では無く、乗り物であり兵器。抵抗できないよう両腕を切り落とし、時に見せ物にも慰み者にする。。。普通に人間が奴隷になってる昔話より凄惨。なんだけど!人に見つからないように暮らす山の人馬、鬼と恐れられた松風が捉えられた先で小雲雀に出会い、一緒に逃げ出してからの物語が、とてもいい!幼い頃に連れ去られて、人に子飼いにされていた小雲雀が、松風から山で暮らす術を教わり、いつの間にかお互いに頼り合う存在になれていくのがたまらなく感動する。小梅ちゃんも可愛い!権田もいい子!出てくる登場人物(人馬)の存在がみんな愛しく感じます。
3巻からは子孫編。5巻からは親世代(松風や小雲雀)の過去編になる全6巻。本気でイチオシです。 -
松風かっこいい…
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馬の肉体の描き方がセクシー馬フェチにおすすめ
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4.2
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息子がどうなったのか、松風達がどうなるのかが気になる!
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人と人馬。人馬だから人が残酷に感じるけれど、人馬でなくてもそういう風に感じなくちゃいけないよね。
なんだかとても切ない気持ちにさせられた。
とにかく絵が美しい……
第一部ということは、第二部があるってことで続くってことかなあ。どんな話になるのだろう、楽しみ。