タダより高いものはない (イースト新書)

著者 :
  • イースト・プレス
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781650883

感想・レビュー・書評

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  • リバタリアンであれば、本書に記載された「教育費がタダになる話」「努力ゼロで最低賃金が上がる話」「リスクなしで元本が保証される話」「老後の住居費がゼロになる話」…いずれも首肯できるだろう。

    注意すべきは、経済的理論的にはその通りなのだが、とかく人間、特に集団になるとこうした理論的考察が容易に裏切られるということ。人は合理的に動かないのだ。

    本書で描かれた政策や提言はいずれも「そうなればいいよなあ」と私も思う。ただ、それができないところに種々の難しさがある。この両面の考え方を知るためには良い刺激になる本だ。

  • 3年前の本、少しだけ提言の方向に向かってるものもあるが、大半は今も変わらず。いろんな視点でものを見ないと、と思う一冊。
    この本で無駄な病床が余ってる⇄現状コロナで病床が足りない、みたいなところもどこで話がずれてくるのか、なんかも考えられるようにならねば。

著者プロフィール

経済評論家。1969年、東京都生まれ。中央大学法学部法律学科卒業。在学中は1901年創立の弁論部・辞達学会に所属。日本長期信用銀行、臨海セミナーを経て独立。2007年、経済評論家・勝間和代と株式会社「監査と分析」を設立。取締役・共同事業パートナーに就任(現在は代表取締役)。2010年、米国イェール大学経済学部の浜田宏一教授に師事し、薫陶を受ける。金融、財政、外交、防衛問題に精通し、積極的な評論、著述活動を展開している。著書に『財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済』(講談社+α新書)、『タダより高いものはない』『経済用語 悪魔の辞典』(イースト・プレス)、『官僚と新聞・テレビが伝えないじつは完全復活している日本経済』(SB新書)、『日本を亡ぼす岩盤規制』『経済で読み解く日本史(全5巻)』(飛鳥新社)などがある。2013年12月より毎月、八重洲・イブニング・ラボ(https://y-e-lab.cd-pf.net/home)の主任研究員として講演活動を行っている。

「2019年 『大手メディアがなぜか触れない 日本共産党と野党の大問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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