- Amazon.co.jp ・本 (179ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781690117
感想・レビュー・書評
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14歳をイメージひながら、仕事の道を自分の足で歩いていくための本。作者は労働経済学者。
日頃安心感を与えてくれる仲間ストロングタイズも大事だけれど、うすいけど広くてゆるやかな信頼で繋がった人間関係「ウィークタイズ」を持っている人ほど転職に成功する。自分とは違う生き方をし、違う情報をもっているから。自分に向いている仕事がどうか、転職は自分に望ましいことか判断するきっかけをくれる存在。
この本を読むきっかけになった、「自分の弱さと向き合う」章。働くことの意味は、自分がいかにダメか直面するチャンスがいちばんあることこそ働く意味、と作者はいう。的をいてて読んでて唸ったフレーズ。社会人20年目になっても、弱さばかりでめをつむりたくなる、でも、だからこそ変化を、と思えた一冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本書を読むと、自分の進む道がはっきり指し示されるわけではありません。喝を入れられるわけでもありません。仕事に向かう“基本的な姿勢”について、的確に、現実的な視点で教えてくれます。
学生の方には仕事に対して前向きかつ幅広い選択肢を、既に社会に出ている人には今の自身を客観的に見つめる原点に立ちかえられる本です。そしてその“基本的な姿勢”は、仕事という枠に限らず、人と関わる全ての行為に参考になる内容です。
「ちゃんといい加減に生きる」 -
中学生向けの本になっているけれど大人が読んでもいいと思う。
理想主義でなく現実的な視点で書かれている。
つまらなく仕事をする人はいてもつまらない仕事はない。
向いている仕事はつづけられた仕事で得意な内容ではない。
野球が得意だからってプロ野球選手になったらみんな得意、+αが必要なのよね。
勉強はようわからんっていいながら続ける力を養う。
みにつけるべきは専門性や個性より「聞く力」「メモをとる」「続ける」ってことなんだと思う。それさえ出来たらどんな仕事にも立ち向かえるんじゃないかって思う。でもって、仕事で大変な思いをして、その壁でじたばたするっていう経験こそ賞味期限切れにならない自分の力になるんだと思う。専門性なんか10年たったら古いからね。肝に銘じました。