しゅんぺい(笑)さんの感想
2012年12月28日
タイトルから想像していた本とは全然違った。心から、いい意味で。 よりみちパン!セシリーズはやっぱすごいと再認識した本。 なんやろうなあ、すごくリアリティのある本が多いからたぶん惹かれるんやろうな。 本書は「不登校は病気であり、よくないこと」や「不登校は本人が自主的に選んだことであり、認められるべきだ」などの妄言を徹底的に退けた本。 結局、不登校の子ども本人の気持ちはそれぞれ違っており、そんな百人百様であるものをなにか一つの理由に求めようとすることが間違っている。 厳しいことを言うでもなく、だからといって甘えられる立ち居地に居続けるのでもなく。 著者お二人の、慎重なスタンスがとても伝わってきた。 最初のほうが何が言いたいのか伝わってきづらかったけど、だんだん読み進めてみて、わかってくると感動した。