この気持ち いったい何語だったらつうじるの? (よりみちパン! セ)

著者 :
  • イースト・プレス
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781690513

感想・レビュー・書評

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  • 「言葉」の有限性や言語の障壁等の問題について思いを巡らせる話。著者のイラスト付。エッセイというより流れれるまま言葉を綴った誰かのおしゃべり。つられてこちらも色々考えてしまう。総ルビなのにもこだわりを感じる。
    「目指せマルチリンガル」みたいな本かと思ったが、エスペラント語をかじる話があるくらいで語学の重要性云々等の話はない。著者の興味はあくまで「他者の思考」にあるようだ。
    遠い時間の彼方から誰かの思考が伝わってきたときの興奮には共感。

    著者は小林司・東山あかねご夫妻の娘さんですよね。小林司さんがかつて著書で「娘は習ってすぐエスペラントが話せるようになった!」と書いていらしたのに鑑みると、エスペラントのお話は随分ご謙遜して書かれてるような…

  • ◆きっかけ
    実家にて。CREA2010年2月号 2016/8/19

  • これはいい本を読んだ。多くの気づきを得た。

  • 言葉は、それだけで100パー伝えられるような万能なものじゃないけど、だからといって使わないんじゃ何も伝わらない。
    エスペラント語のこと、もっと調べたい。

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著者プロフィール

小林 エリカ(こばやし・えりか):目に見えない物、時間や歴史、家族や記憶、場所の痕跡から着想を得た作品を手掛ける。著書は小説『トリニティ・トリニティ・トリニティ』『マダム・キュリーと朝食を』(共に集英社)、『最後の挨拶 His Last Bow』(講談社)、コミックに“放射能”の歴史を辿る『光の子ども 1-3』(リトル・モア)、絵本に『わたしは しなない おんなのこ』(岩崎書店)他。私的なナラティブと社会のリアリティーの狭間を追体験するようなインスタレーション作品も国内外で発表し、主な展覧会は個展「野鳥の森 1F」(Yutaka Kikutake Gallery) 、「りんご前線 ? Hirosaki Encounters」(弘前れんが倉庫美術館)、「話しているのは誰? 現代美術に潜む文学」(国立新美術館)他。近年は、音楽家の寺尾紗穂とかつての歌を甦らせる音楽朗読劇シリーズ「女の子たち風船爆弾をつくる Girls, Making Paper Balloon Bombs」の脚本も手がけている。

「2024年 『彼女たちの戦争 嵐の中のささやきよ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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