「キモさ」の解剖室 (よりみちパン! セ) (よりみちパン!セ)

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著者 : 春日武彦
  • イースト・プレス (2014年5月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781690636

「キモさ」の解剖室 (よりみちパン! セ) (よりみちパン!セ)の感想・レビュー・書評

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  • 登録番号:11196 分類番号:493.7カ

  • 子供向けの本。
    自分が感じてきたキモい例を集めて、分類、分析。
    自分の中にあるキモさ(不気味さ)を自覚しつつ、近づいてはいけない、表出してはいけない、という部分をキモイと感じるのか?と定義しなおしてみた。
    感覚的な言葉を、具体的に取り上げることで思索が深まる仕組みの本となっている。

  • (一応)子ども向けである「よりみちパン!セ」シリーズに於いても、安定の春日節。
    こういう本に出会うと、春日氏の持つ「人間とは(もちろん自分も含めて)『おぞましい』ものである」という確信を中高生の頃に植え付けられていたら、今頃どうなってたかなぁ……と空想せずにはいられません。

    「キモさ」を感じること自体は悪ではない。
    むしろ「キモい」と思ったら、自分はなぜそのような気分になったのか、何をもって「キモい」と感じるのかを、じっくり考えてみる価値があるのではないか。

    という事で、本書では(でも)春日氏の実体験を材料に「キモさ」を掘り下げていくわけですが、この体験談が非常にエグい。
    小中学生特有の陰湿さや残酷さ、数十年前の日本に漂っていた貧しさ、差別的な視線等々を織り交ぜつつ、春日氏自身の「キモいと感じた体験」+αが次々に披露されては分析され、の繰り返し。
    時には、私自身の黒歴史を土足で踏み荒らされたような気になってしまうエピソードもあって、読みながらにしてHPジワジワ削られた感じです。

    これって本当は、春日氏の体験を元に分析した「キモさ」を読んで終わるんじゃなくて、自分の体験で内省し直して自分なりの「キモい」基準を探さないと意味ないんですよね。
    それはとっても不愉快な作業ではあるけれど、どこか下品な好奇心を刺激してやまないはず。そしてその時、私は間違いなく「キモい」顔をしているに違いありません。ああ、世界はキモさに溢れている。

    自分にとって好ましくないものを重ねることで、自分自身の輪郭を浮き彫りにする。この手の作業が苦手な人には、無理にお勧めしません。

  • 人をキモいと感じる感覚、いちばんは極端な自己正当化にある、というところは納得。そして、キモい部分は自分も持っているし、それは自分を正当化したい、もしくは無意識にそうしている可能性があるということなんだということにも納得。でも、「キモい」と誰かに向かって言うということは刃物を振り回すくらい危ないものだということも納得した。

  •  読みやすい本なのだが後味は何か悪い。

     精神科医の話の割には医学知識の多くはからまずおおかた自らの主観で片づけている気がする。キモさと呼ばれるものも社会一環で言われているような意味としてとらえているわけではなさそうだ。

     いち精神科医が子供時代を振り返りながら自らに降りかかった体験をねちねちと書き連ねられた感じがしてしまう。挙句にミステリーの落ちまで披露して、予想した内容ではなかったので何とも言えない。

  • 「きもさ」というより、居心地の悪さでしょう。

  • キモさについての、解剖や分析というよりは、著者本人の懺悔混じりの好奇心をつらつら思い出し書きした一冊、という印象。
    ここまで詳細に複数の「キモい人についての個人的な記憶」を書き出せるのが……キモい……(とご本人も述べていますが)
    そういう、自分を含む人間の生々しい気持ち悪さ、に自覚的なとこが好きなんですけど、ちょっと最後まで「……それで、結論は?」という感想のままだったなあ。

  • 内容としては中高生向け?なのでしょうか。そのせいか
    春日先生ご自身の中高生時代を中心とした回顧を中心として「キモさ」についていろいろ考察されています。
    春日先生の著書、と思い手に取りましたが従来の一般向けの数々の著書と思って開きますと肩透かし感を感じるかもしれません。
    しかし中高生がこれを…読むのかなぁ(笑)

    知識として読むというよりも大人においては頭の体操のような気持ちで読まれるのが良いかと思われます。
    ちなみに裏表紙の絵、とっても気持ち悪いです。
    手に取る時に微妙に「キモさ」を感じさせられるのがこの本のキモのひとつなのかも。

  • 精神科医によるキモいの解剖。
    もっと話が面白い人によるキモい体験、エッセイ集を読みたかった。
    ただ著者が社会不適合者を侮辱してるようにしかか聞こえない。

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「キモさ」の解剖室 (よりみちパン! セ) (よりみちパン!セ)の作品紹介

世界初、「キモさ」の9分類表を携え、その本質を鷲掴む、恐るべき書!学校でも家でも教えてもらえなかったリアルな知恵満載!

「キモさ」の解剖室 (よりみちパン! セ) (よりみちパン!セ)はこんな本です

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