- Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
- / ISBN・EAN: 9784783721772
作品紹介・あらすじ
たづなを解かれたことばは縦横無尽に弾け飛び、意味の穴やお尻の穴、あらゆる穴をのぞきこむ。言語の境域で物語をあやつる魔術師・多和田葉子、待望の本邦初詩集。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
"ことばあそび"としての、言葉の綾(彩)が駆使された面白い本。
読み方のコツを覚えると、パラパラ漫画を捲る様な愉しさを感じながら読める。
惨酷でえげつない言葉を遣いながら、その中に在る綺麗な「ものがたり」を探り..。
難易度、としては然程…でも無い。
言葉の関連性を、細い沢山の糸から手繰り寄せていく。そんな稀有な一冊。
何度も読み返して楽しみたいと思う。 -
【詩をたのしもう(日本編)】
日本の近・現代詩史に燦然と輝く詩人たちの作品を選り抜きでご紹介します。
新学期、新生活にお気に入りの詩人をみつけてみませんか?
<閲覧係より>
文体や言葉を巧みに操る作家・多和田葉子の『現代詩手帖』掲載詩を単行本化。小説とはまた違った多和田ワールドを堪能できます。
-------------------------------------
所在番号:911.56||タワ
資料番号:10198420
------------------------------------- -
桜庭一樹さんの読書日記で紹介されていたので、読みたいと思っていた作品。
ようやく読了。
艶かしい詩でありながら、ドキッとする記述がある。 -
コトバ遊びで世界の色を変える、想像力をかきたてられる詩集。