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- Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
- / ISBN・EAN: 9784783731726
感想・レビュー・書評
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以前の詩集「世界中年会議」が大変面白かったので、その後の詩集も読んでみた。
冒頭から面白い。
脳がひっくり返されるような感覚。
言語ジャック、というタイトルはまさにぴしゃりで、言語に取り憑いて好きなようにいじくって弄んでいるような。
「世界中年会議」は詩の中で遊んでいたけれど、「言語ジャック」はより広くより自由に遊んでいる。
その「自由」というのはとても苦しいのだろうなと思うのだけど、それを感じさせない優雅さがある。
他の詩集も是非読みたい。
ところで完全に私事なのだけど、ほとんど詩集を読んで来なかった私が何故四元氏を知っていたのかと言うと、学生時代の英米詩の先生が四元氏の友人で、一度授業に四元氏を呼んでくれたのだった。
四元氏は何編か自分の詩を朗読をしてくれた。
現代日本詩について無知な私にも、それはびりびり響いた。
朗読、というのはすごい力を持つものなのだなぁとその時しみじみ知ったのだった。
また朗読も聞いてみたい。
ついでにもう一つ言うと、その時に四元氏にサインしてもらった「世界中年会議」が、私が唯一持っているサイン本です。
これは自慢です。いえーい。 -
頭の中がくらくらするような、揺さぶられる詩集。
新しい言葉の可能性を偏見を取り払って、作り上げたような不思議な言語感覚。
この人の言葉の使い方が好きだ。
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