晴れる空よりもうつくしいもの

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著者 : 白鳥央堂
  • 思潮社 (2012年5月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (108ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784783732921

晴れる空よりもうつくしいものの感想・レビュー・書評

  • 春雷。
    まさに冬の眠りを破る春雷だった。眩い青白い閃光が薄紫の空を切り裂く。刹那、すべてが真っ白になる。瞬きで切り取った一枚の景色が燃やされているようである。書物から手を通じて全身へ走る電流。その数秒後に遅れて轟く雷鳴。爆発的な音量が叩きつけられ、胸のなかであざやかに破裂する言葉。ああ、いま、言葉が産声をあげているのだ、と感じる。忘れてもいいんだから、と詩人は言うので、言葉もまた必ず死ぬ運命にあるのではないかと考える。失われる覚悟があるからこそ、ここで躍動する言葉は強くうつくしい。一瞬の光芒がいとおしい。

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